「文章を書くときに助けになる言葉」を公開

随筆家・山本ふみこ流 エッセーを書くポイント #3

公開日:2020.06.19

人気随筆家の山本ふみこさんを講師に迎えてハルメクが毎月開催している「エッセーの書き方講座」。その最初の時間に、山本さんが受講者に必ず伝える「文章を書くときに助けになる言葉」とは?

随筆家の山本ふみこさんとは?

山本ふみこさん

1958(昭和33)年北海道生まれ。自由学園最高学部卒業。出版社勤務を経て独立、現在に至る。家事や片付け、家族との会話など暮らしにまつわるエッセーにファン多数。著書に『忘れてはいけないことを、書きつけました。』(清流出版刊)、『家のしごと』(ミシマ社刊)他。

ハルメクでは「だから、好きな先輩」を連載中。またエッセー講座の講師を2年にわたり務めている。東京都武蔵野市教育委員。

山本さんの教えるエッセイの書き方

「書いてゆくわたしたち」は、随筆家の山本ふみこさんが、初めて講座に参加する人に必ず伝えるお守りのような言葉たち。そこには、書く人も読む人もお互いを大切にできるように、という山本さんの思いが詰まっています。その一部を、2020年5月に開催したオンライン講座の動画で紹介します。

 

YouTube動画を視聴するときは、右下の四角いマークを押すと全画面で見られます
動画を視聴するときは、右下の四角いマークを押すと全画面で見られます
  • 深呼吸してから書き始める
    深呼吸をして、機嫌をよくしてから書いてください、と山本さん。機嫌は勝手によくなるものではないから。そして、書いた人がどんな機嫌かは不思議と読み手に伝わってしまうものだから。
     
  • あったことを全部書こうとしない
    特に書き始めに陥りやすいこと。小学校で初めて作文を習うときには、あったことを起きた順番に書きましょうと教わりますが、エッセーはそうではありません。
     
  • 原稿は楽譜(音読しながら書く)
    読んだときに読みやすい、音として美しく伝わるということが大切です。特に今はもうこの世にいない方のことを書いたときには、ふさわしいと思える場所で朗読してみてください。

 

人気イベント「山本ふみこさんのエッセー講座」の魅力

経歴も年齢も立場もさまざま。共通点は「書きたい」という思い。そんな女性たちが毎月1回集まり、半年かけてエッセーの書き方を学んでいく講座です。
参加者は毎月1つ、エッセーを書いて提出。そのすべてを山本さんが添削し、コメントを付けて返してくれます。それはまるで参加者と山本さんの交換日記のようなやりとりです。

講座当日には、優れたエッセーを山本さんが選び、書いた本人に朗読してもらいます。参加者は仲間たちの作品に力づけられたり、ヒントをもらったり……。お互いに刺激を受け合いながら、書くのに大切なことを学んでいきます。

女性たちが自由に、楽しく、機嫌よく書くことを学ぶこの講座を、山本さんは心の中で「奇跡の教室」と感じているそうです。

 

自宅でエッセーの書き方を学べる「通信制講座」参加者募集!

全国どこでも、自分のペースでエッセーの書き方を学べる「通信制 山本ふみこさんのエッセー講座」の参加者を募集します。参加者は、書いたもの全部に山本さんの添削やアドバイスが受けられたり、質問ができたりと、通信だからこそ上達のサポートは万全。WEBでの発表も取り入れた楽しい講座です。詳しくはこちらをご覧ください。


■もっと知りたい■

  1. 随筆家・山本ふみこ流 エッセーを書くポイントとは?
  2. 随筆家・山本ふみこさんの文章の「書き出し」のコツ

 

ハルメク旅と講座

ハルメクならではのオリジナルイベントを企画・運営している部署、文化事業課。スタッフが日々面白いイベント作りのために奔走しています。人気イベント「あなたと歌うコンサート」や「たてもの散歩」など、年に約200本のイベントを開催。皆さんと会ってお話できるのを楽しみにしています♪

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