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- 青木奈緖さんのエッセー通信講座第3回参加者の2作品
「家族」をテーマにしたエッセーの書き方を、エッセイストの青木奈緖さんに教わるハルメクの通信制エッセー講座。大切な思い出を形に残すべく取り組む参加者たちの作品から、青木さんが選んだ2つのエッセーを紹介します。
青木奈緖さんが選んだ2つのエッセー
「青木奈緖さんのエッセー講座」参加者による家族のエッセーです。クリックすると、作品と青木さんの講評をお読みいただけます。
「酸いも甘いも嚙み分けられるまで」加藤菜穂子さん
10年程前、長男がまだ独身で実家暮らしだったころ、食卓テーブル…………
「化粧」古河順子さん
私は毎朝化粧をしています。外出しない日も、誰にも会う予定のない日も…………
エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答
エッセイストの青木奈緖さんを講師に、半年間でエッセーの書き方を学ぶ通信制エッセー講座。
このエッセー講座のテーマは「家族のエッセー」。日本各地から応募した参加者は30名が毎月1本、家族との大切な思い出をエッセーの形に残すべく取り組んでいます。
参加者ひとり一人がエッセーを書くうちに直面する悩みや疑問は、実は、書く人にとって共通する学びの宝庫です。ハルメクでは、月1回青木さんが参加者の質問に回答する動画を制作。現在の参加者がいきいきと学べるように、また、どなたでもご覧になって学びを生かせるように公開していきます。
第3回となる今回の動画では、参加者から寄せられた「タイトルの決め方」についての質問に青木さんが答えています。
質問:「題名がなかなか決められません」
青木奈緖さん:実は私もタイトルをつけるのは苦手で、なかなか決められないんです。
タイトルの決め方も人それぞれのように思います。私は本文を終わりまで書いてから、どんなタイトルがいいか考えるのですが、書き始める前にタイトルを決めるという方もあるようです。どちらでも、なさりやすいようにするのがいいと思います。ちなみに、私の祖母(作家の幸田文)も母(同じく青木玉)もタイトルは後からつけていました。
ですが、タイトルがとても重要なものであることは共通です。
どうやってタイトルをつけるか。一番簡単な方法は、書いてある中からどこか使えそうな単語や派生した言葉を持ってきてつけることです。もっといいタイトルはあります。それは、タイトルを見ただけで読者に何かを想像させる、惹きつける何かを持っているタイトルです。
いろんな作家がいる中で、この方は本当にタイトルをつけるのが上手と思うのは、村上春樹さんですね。
動画では、さらに詳しいお話や、青木さんの朗読もお楽しみいただけます。朗読するのは、化粧を軸に家族の歴史や性格をユーモアを交えて描いた古河順子さんの「化粧」です。
エッセイスト・青木奈緖さんのプロフィール
1963(昭和38)年、東京生まれ。文豪・幸田露伴を曽祖父に、作家・幸田文を祖母に、随筆家・青木玉を母に持ち、自身もエッセイストとして活躍。著書に『幸田家のきもの』(講談社刊)、『幸田家のことば』(小学館刊)他。
ハルメクの通信制エッセー講座とは?
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回家族の思い出をエッセーに書き、講師で随筆家の青木奈緖さんから添削やアドバイスを受けます。
書いていて疑問に思ったことやお便りを作品と一緒に送り、選ばれると、青木さんが動画で回答してくれるという仕掛け。講座の受講期間は半年間。
2022年9月からは第5期の講座を開講します(募集は終了しました)。
次回第6期の参加者の募集は、2023年1月を予定しています。詳しくは雑誌「ハルメク」2023年2月号の誌上とハルメク365WEBサイトのページをご覧ください。
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