夏の手作りはいかが?

バッグインバッグにも!便利なミニバッグの作り方

公開日:2022.08.20

バラを育てて20年、バラ栽培のコツや自作の庭、花に囲まれた暮らしを発信するバラ愛好家・奥野多佳子さん。暑い日は庭仕事をひと休みして、手仕事はいかが?バッグインバッグにもなる便利な小さなバッグの作り方です。

お出掛けに便利なバッグインバッグ

今年も暑い暑い夏……。朝、庭の水やりをしただけで、もう汗びっしょり!

とても庭仕事はできない暑さですが、植物の様子を見て蒸れてないかなど水やりの時に要チェックです。暑さに弱い植物は大きな樹の下に置いたり、すだれを立てかけたり、花苗も切り戻して負担を少なくするなどして暑さ対策しています。

庭の植物たちは私と同じで、じっと耐えて心地いい季節が来るのを待っているようです。

奥野多佳子さん8月

そんな暑い日、ちょっとお出掛けするときに便利な小さなバッグを作りました。

今回は明るくカラフルな夏バージョンです。お財布、スマホ、ハンカチ、鍵、エコバッグ……サッと入れてサッと出掛けられるので便利に使っています。

大きなかごバッグにもそのまま入れて……バッグインバッグ! 大切なもの、散らばりがちな小物をコンパクトにまとめられて意外に便利です。

簡単な作り方をお知らせしますね。

ミニバッグの材料・用具~好みの布と飾りで楽しんで!

※写真は複数あります。Yahoo!ニュースなど、外部配信先でご覧の方は、写真の上の「>」でスライドしてください。

 

■出来上がり寸法

横幅22cm×高さ28cm(持ち手を含むと46.5cm)

 

■準備する用具

道具

ミシン、アイロン、ハサミ、定規、まち針、チャコペン、ミシン糸(60番の白と赤)、ミシン針(11番)など。

 

■材料

1.コットン生地:表布24cm×33cm(2枚)
汚れても気楽に洗えるコットンがいいですね。表布は24cm×33cmが2枚あればできるので、お気に入りの布を探してみてください。

お気に入りの布
下のストライプの生地を使いました

私は 神戸御影にあるお店「メゾンデコール」で見つけたお気に入りの布を使いました。しっかり織られた白いコットン地に赤やからし色などでストライプに刺繍されたフランス製の生地です。かわいくて小さなバッグにぴったりです。

お気に入りの布

反対側の表布は、いろんなコットンをつないでいます。グレーの丸の模様にはビーズを縫いつけました。

2.裏布:赤のベンベルグ24cm×52cm(縫い代1cm含む)

3.持ち手:コットン(赤)44cm×3cm(2枚)

持ち手コットン

バッグの内側になる裏布には滑りがいいようにベンベルグを使いましたが、コットン生地を使っても同じです。

4.接着芯:不織布タイプの片面接着芯(中厚)24cm×33cm(2枚)
表布A、Bの裏に接着芯をアイロンで貼っておくと、バッグがしっかりして張りが出ます。接着芯を貼るときは、アイロンを滑らせないで5~6秒押さえて移動させます。

接着芯を貼ってからチャコペンで出来上がり線を書きます。縫い代は1cmです。

5.ビーズやレース

ビーズ

キラキラビーズやかわいいレースで飾ると、他にはないMybagが出来上がります。持つのが楽しくなりますよ~。

ミニバッグの作り方~さぁ!縫いましょう!

1.持ち手を縫います

持ち手

3cm幅の布を二つ折りにし、縫い代を内側に折って8mm幅にしてアイロンで押さえ、ステッチをかけます。ステッチは、左右同じ方向から縫うとよれずに出来上がります。

2.表布AとBを中表に合わせ、底を縫ってつなげます

青色点線が縫う位置です。

3.持ち手を付けます

表布A・Bの口の部分、中心より4.5cmずつ外へ9cmあけて持ち手をミシンで縫います。(持ち手の縫い代も1cm)

4.バッグ口の縫い代を3cm折ります

表布A・Bのミシンで縫った部分は、縫い代を割ってアイロンをかけます。こまめにアイロンをかけると仕上がりがきれいです。

バッグ口を3cm(うち縫い代1cm)アイロンで折ります。アイロンはあまり押さえすぎると、布のふんわり感がなくなってペタッとしてしまうので要注意です。

5.バッグの口部分と裏布を中表に合わせて縫います

6.もう一方も縫います

7.表布と表布、裏布と裏布を合わせ両サイドを縫います

このとき、裏布の底になる部分を10cmほど縫わずに開けておきます。

この10cm開けた部分に手を入れて、くるりと表にひっくり返します。ひっくり返したのち開けた部分は縫っておきます。

8.ひっくり返してアイロンをかけ、裏布を内側に入れます

裏布と合わせて縫った部分から2cm上がバッグの口になるように折ります。

9.持ち手を付けたバッグ口から2cm下を、持ち手を止めるために1cmほど返し縫いをします。

縫い終わってからレースを付けたりビーズを付けたりもできます。

10.完成!!

この生地で3つのバッグを作りましたが、それぞれレースやビーズの飾りを変えました。小さなタッセルをつけてもかわいいです。

反対側も3つとも違うデザインで作りました。表側がストライプなので、赤の丸い柄を基本にグレーなど丸い柄の生地を合わせました。


シンプルなバッグですが、いろいろ飾りを工夫して作ると、オリジナルなMybagが出来上がります。

夏の一日、エアコンの効いたお部屋で小さなMybagを作ってみてはいかがですか。

■もっと知りたい■

 

奥野多佳子

1952(昭和27)年、兵庫県生まれ、大阪府在住のバラ愛好家。82年にタペストリー制作を始め、2000年に陶芸、04年に庭づくりを始める。豊中市美術協会会員。兵庫県立美術館で解説ボランティアに参加。ブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」は人気です。

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