まぶたのたるみの病気、眼瞼下垂を知ろう(2)

眼瞼下垂のセルフチェックと気を付けたい生活習慣

公開日:2020/02/20

12

加齢によって誰もがなるかもしれない眼瞼下垂について、目もとの悩みから多くの女性を救ってきた自由が丘クリニックの医師、佐藤英明さんに教わります。今回は、セルフチェック編。また眼瞼下垂になりやすい生活習慣を知り、予防しましょう。

眼瞼下垂のセルフチェック

そのたるみは眼瞼下垂?まずはセルフチェックで確認

そのたるみは眼瞼下垂?

まぶたのたるみが気になりだしたら、いつが病院の行きどきなの? まずは下の項目を参考にセルフチェック!

「それぞれ当てはまるものが二つ以上ある場合は、病院へ行くことをおすすめします。病気でなくても、加齢によってまぶたは下垂しますから、気軽に、予防的なことも含めて相談してみるといいでしょう」(佐藤さん) 

  • 目を大きく開けようとすると額に力が入る
  • 視野が狭くなったと感じることがある
  • ものを見るとき、顎を上げるようになった
  • 以前に比べて、頭痛や首や肩のコリなどの不定愁訴を感じるようになった
  • 不眠や気持ちが落ち込むなど、心の不調を感じるようになった

見た目の変化も要チェック!

  • 額の横ジワ、眉間のシワが気になりだした
  • まぶたの形が変わってきた、くぼんだり、三重、四重になっている
  • 目と眉毛の間が広くなり、眉の形が変わってきた
  • 以前より目つきが悪くなった
  • 眠そうな目になったと言われた

眼瞼下垂で、病院に行くか悩んだら

なお、瞳孔(黒目の中心部分)に上瞼がかかっている、黒目の中心から上瞼の淵までの距離が2mm以下の場合は要注意。この場合は、頭をぶつけたり、不眠や肩こり、頭痛といった不定愁訴がひどかったりと、既に普段の生活に支障をきたしている状態のはず。治療が保険適用になるケースといえるでしょう。

黒目の中心から上瞼の淵までの距離

「とはいえ、人は鏡を見ると、無意識につい目を見開いてしまうので、この2mm以下を自分で見極めるのは至難の技と言っていいでしょう」と佐藤医師。

病院へ行くべきか、見極めるのは難しいもの。加齢による眼瞼下垂の他、生まれつき眼瞼挙筋の機能が弱い場合や、外傷や主要や異物によるもの、脳梗塞などでまぶたを持ち上げる神経が麻痺する病気が原因だったり、交感神経がうまく働かないことが原因の場合もあります。

「眼瞼下垂と思いきや、別の原因が見つかるかもしれません。自己判断はせず、あれ?と思ったら、まずは眼科医の受診を。眼科で眼瞼下垂と診断されてから、改めて手術をどこで受けるか考えるのも、一つの手です。自由が丘クリニックも眼科医に紹介されて、来院される患者さんが多くいらっしゃいます」(佐藤医師)

眼瞼下垂になりやすい人の生活習慣

眼瞼下垂になりやすい人とは

加齢とともに起きる可能性が高まる、眼瞼下垂。どうしたら防げるのでしょうか?

花粉症やアトピーで、よくまぶたを擦っている人も眼瞼下垂になりやすいと言われています。

「今主流の薄いコンタクトレンズであれば、それほど影響ないといわれていますが、厚いハードコンタクトレンズを使っていた人、カラーコンタクトレンズを頻繁に使用する人、コンタクトレンズの出し入れを乱暴に行う人は、眼瞼下垂になりやすい傾向にあるようです。

また、他にも、アイメイクをごしごしこすって落とすことや、つけまつ毛やエクステを着け外しすることも、まぶたにとって負荷がかかります。つけまつ毛は、毎日の使用は避けたほうがいいでしょう」(佐藤さん)

 

佐藤英明(さとうひであき)さんのプロフィール

佐藤英明(さとうひであき)さん

美容外科や美容皮膚科、美容内科、教授外来、エステ部門などを完備する「自由が丘クリニック」院長。北里研究所病院の形成・美容外科部長を長年務めてきた。吸引や注入、たるみ治療、目元の手術など、才能豊かで幅広く活躍するオールラウンダー。また、日本で数名しかいないボトックス・ヒアルロン酸の注入指導医。
 

 

取材・文=田中優子


次回は、眼瞼下垂の治療についてお伝えします

 

■もっと知りたい■

ハルメクWEB編集部

雑誌「ハルメク」の公式サイト。50代からも輝く女性の毎日を応援する、暮らしや美容に役立つ記事をお届けします。 無料会員登録をすれば、会員限定記事へのアクセスや豪華プレゼント応募などの特典も!

この記事をマイページに保存

\この記事をみんなに伝えよう/

ページ先頭へ