知って納得!歯磨きの新常識#2
少しの習慣で改善!健康バロメーター「唾液の量」の増やし方
少しの習慣で改善!健康バロメーター「唾液の量」の増やし方
公開日:2026年05月21日
教えてくれたのは、医療法人社団光歯会 森歯科クリニック院長 森昭さん

もり・あきら 1988年大阪歯科大学卒業。京都府舞鶴市で開業。予防歯科に力を入れ、唾液とオーラルケアの大切さを全国に発信している。唾液力強化専用器具“ストレッチオーラル”開発者。著書に『口の中から甦れ!』(日本橋出版刊)など。
【唾液力アップ対策1】あご押しで唾液腺を刺激する
簡単に唾液力をアップできるのが、顎下腺、舌下腺、耳下腺という3つの唾液の出口を刺激するマッサージです。「口内炎や花粉症、二重あごが改善したという人もいるので、ぜひ試してみてください」と森さん。
顎下腺(がっかせん)マッサージ

両手の親指の腹で、あごの先から耳下まで骨のへこみに沿って指をずらしながら、ひと押し3秒、計4~5か所押します。3往復が目安。「食前に行うと唾液がたくさん分泌されてむせにくくなり、美肌効果も期待できます」
舌下腺(ぜっかせん)マッサージ

親指の腹をあごの下のくぼみに当て、舌を押し上げるようにゆっくりと10回押します。ひと押し3~5秒が目安です。爪を立てたり力を入れ過ぎたりしないように注意。両手で押しても片手で押してもOK。
耳下腺(じかせん)マッサージ

人さし指と中指の間を開いて左右の耳を挟み、耳の前と後ろに圧をかけながら、円を描くように前回しを10回、後ろ回しを10回行います。ひと回し1秒が目安。筋肉を動かすことを意識しましょう。
【唾液力アップ対策2】口体操で口の中のスペースを広げる
舌と頬を刺激する口体操を続けると、口の中のスペースが広がり、唾液の分泌量が増加します。「ほうれい線やシミが薄くなった人もいます。毎日継続し、口の中のスペースを広げましょう」
舌ストレッチ

口を閉じて、舌を歯ぐきと唇の間に置き、舌先を右上の一番奥から歯の外側を順番になぞるように、左上、左下の奥、下の歯を通って右下奥、右上奥まで左回りに舌を動かします。1周に3秒ほどかけ、10周行います。
右回りも同様に。今度は左上の奥歯から舌先で順番に歯をなぞり、右上、右下、左下、左上の奥まで右回りに舌を動かします。10周して1セットです。「毎食後に実践すれば、歯と歯ぐきもきれいになって一石二鳥です」
ほっぺエクササイズ

口を閉じて左右の頬をパンパンにふくらませ、その後、両頬がくぼむまですぼめます。これを20回繰り返します。次に、右頬のみ膨らませ、その空気を左頬に移行させ、左右交互に頬を20回膨らませます。
取材・文=福島安紀、イラストレーション=山中玲奈、構成=新井理紗(ハルメク編集部)
※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年10月号を再編集しています。




