50代からの睡眠新常識#2

暑い季節もグッスリ!自律神経を整えて「睡眠の質」を高める方法

暑い季節もグッスリ!自律神経を整えて「睡眠の質」を高める方法

公開日:2026年03月18日

暑い季節もグッスリ!自律神経を整えて「睡眠の質」を高める方法

「布団や室温といった睡眠環境や寝る前のほんの小さな生活習慣が“眠りの質”に大きく影響するもの」と快眠セラピストの三橋美穂さん。特に暑い季節に注意したい「睡眠あるあるNG」について解説します。

教えてくれた人:三橋美穂(みはし・みほ)さん

快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。これまでに1万人以上の眠りを改善。

夏の夜を寝苦しくする「あるあるNG習慣」の見直しを

夏の夜を寝苦しくする「あるあるNG習慣」の見直しを

暑い夏は、体温調節のために自律神経が酷使され、睡眠が乱れがち。そこで見直したいのが、冷房と寝具です。最近のエアコンは昔ほど電気代がかからなくなり、寝具も快適な新素材がどんどん開発されています。これまでの習慣を見直してみましょう。

NG:寝るときは半袖・半ズボン

OK:冷房を前提に長ズボンで冷えを防ぐ

NG:寝るときは半袖・半ズボン

冷房は体がだるくなるから苦手、という声がありますが、原因は「冷え」。下半身が冷えて血行が悪くなると、寝返りなどの刺激で足がつることも。パジャマは夏も長ズボンを選び、露出を少なくして筋肉を冷やさない工夫が大切です。

NG:エアコンはタイマーを利用?

OK:熱帯夜は「朝までエアコンをつけっぱなし」が正解

NG:エアコンはタイマーを利用?

近年の暑さは昔と比べものになりません。エアコンが切れたとたんに日中壁や屋根にこもった熱で室温が上がり、眠りの質が下がります。25〜28℃を目安につけっぱなしにして寒くなるようなら、寝具やパジャマで調節をしましょう。

NG:ベッドパッドやシーツは一年中同じものを使う

OK:涼しい敷きパッドが体感温度を下げる

NG:ベッドパッドやシーツは一年中同じものを使う

快眠の一番のポイントは「背中」。寝具が背中に密着すると、エアコンをつけていても蒸し暑さを感じます。夏は、通気性がよく、体との間にすき間ができるやや硬め素材のパッドや麻のシーツで、熱と湿気を逃しましょう。

熱帯夜の悩みを解消するエアコン・布団・パジャマの組み合わせ

  • 暑くて途中で目が覚める 

→ 冷房の温度を下げましょう

  • 温度を下げるとだるくなる 

→ 長ズボンをはきましょう

  • 長ズボンでもだるい

→ 掛け布団の保温性を上げましょう

  • 掛け布団の保温性を上げると暑い 

→ 冷房の温度をもう少し下げましょう

気持ちよく眠りやすい寝床の温度は33℃前後。暑い季節はエアコンを基本に、寝具とパジャマで調節しましょう。 “頭寒足温”といわれるように、足元が冷え過ぎないことも大切です。

取材・文=原田浩二、松尾肇子(ともにハルメク編集部)、イラストレーション=あらいのりこ

※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年8月号を再編集しています。

HALMEK up編集部
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