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- 腸を元気にして免疫力をアップしよう!
本格的な感染症シーズンの到来。ウイルスに負けない体づくりのために、免疫力アップを意識している人も多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが、免疫機能において中心的な役割を持つ腸の健康です。腸から免疫力を高めていきましょう!
年齢とともに低下する免疫機能
いよいよ冬も本番。コロナやインフルエンザ、風邪などの感染症ウイルスから身を守るために、免疫力アップを心掛けたいものです。
免疫とは、体内に入ってきた病原体を異物として攻撃することで、体を正常に保つシステムです。免疫機能が高ければ、この防御システムが活発に働くので、万が一ウイルスが侵入しても感染症にかかりにくくなります。
しかし、免疫機能は加齢とともに低下するもの。さらに、ストレスや睡眠不足、冷えなども免疫力低下につながります。心と体が揺らぎやすい50歳前後からは、免疫力アップにつながる生活習慣をより意識したいものです。
感染症ウイルスと戦う腸管免疫
そんな免疫機能を高めるために注目したいのが、腸の健康です。腸には、免疫細胞のおよそ7割が集まっていて、腸管免疫と呼ばれる免疫システムを作っています。
腸は食べ物を消化・吸収する器官ですが、食道から一つの管でつながっているため、口から侵入したウイルスも取り込んでしまう危険に常にさらされています。
そこで、ウイルスと戦う免疫細胞が大量に腸に集まり、腸管免疫という人体最大の免疫システムを構築。胃酸で死滅しなかったウイルスを退治しながら、体の健康を守っています。
免疫力アップの近道は、免疫機能の要である腸の健康を保つこと。まずは次のチェックリストで、現在の腸の元気度を確認してみましょう。
■腸の元気度チェック
普段の生活を振り返ってみて、当てはまる項目がないか確認してみましょう。
□便やガスが臭い
□便秘、下痢などの便通トラブルがある
□お腹がよくグルグル鳴る
□排便後も便が残っているような感じがある
□便の色が黒っぽい
□お腹のハリが気になる
□風邪をひきやすい
□肌荒れが気になる
1つでも当てはまったら、腸の免疫機能が下がっている可能性があります。腸管免疫の働きをサポートする生活習慣を早めに取り入れていきましょう。
1つも当てはまらなかった人も、ストレスや生活習慣の影響を受けやすい腸の健康を保つために、できそうな対策から取り入れてみてくださいね。
腸内環境を整える3つの生活習慣
腸を元気に保ち、腸管免疫を活性化させるために整えたいのが腸内環境です。
腸の中では500~1000種類の腸内細菌が棲んでいて、それぞれが数のバランスを保ちながら腸の健康を守っています。腸内環境が整っていると腸管免疫が活性化され、ウイルスと戦う力が強くなるのです。
次の腸内環境を整える生活習慣や食事を取り入れて、ウイルスと戦う力を底上げしていきましょう。
<腸内環境改善に役立つ3つの習慣>
■朝起きたらコップ一杯の水か白湯を飲む
朝、起きぬけにコップ一杯の水か白湯を飲むと、腸の蠕動(ぜんどう)運動が促され、腸が元気に動き出します。寝起きは腸も冷えているので、できれば50℃~60℃くらいの白湯を飲むのがおすすめ。水を飲むなら、冷えていない常温の水を選びましょう。
■朝食をしっかりと食べる
起床後の空っぽの胃に食べ物が入ると、大腸が反射的に収縮し、便を直腸に送り出そうと動き始めます。しっかりと朝食を食べると、この働きがパワーアップ。朝は軽めに済ませたいという方は、ヨーグルトや味噌汁だけなど少量の食べ物でもよいので、口にする習慣をつけましょう。
■乳酸菌と食物繊維を取る
乳酸菌や食物繊維には腸の善玉菌を増やす働きが期待できます。乳酸菌が豊富なのは、発酵食品や乳製品など。一方で食物繊維は、根菜類やきのこ類、海藻類などに多く含まれています。ごぼうやレンコン、さつまいもなど、冬野菜は食物繊維が豊富なものもたくさん。賢く利用して腸活に役立てましょう。
腸管免疫の働きをサポートするローヤルゼリー
腸内環境を整え、腸管免疫の働きを活性化させる食べ物では、ミツバチ産品のローヤルゼリーもおすすめです。
ローヤルゼリーはミツバチが女王蜂のために作る特別食。40種類もの栄養素を含むスーパーフードとして知られていますが、食品ではローヤルゼリーにしか含まれないデカン酸(10-ヒドロキシデカン酸)という成分が免疫細胞の活性化に必要な腸管細胞を増やすという研究結果が出ています。
腸には、腸内の免疫に関わる門番の役割を果たす「M細胞」と呼ばれる細胞があり、腸管免疫の要の一つとされています。デカン酸は、このM細胞の増加をサポートすることで、腸管免疫力を高める作用が期待されています。
またローヤルゼリーは、腸内環境を悪化させる原因の一つである冷え性の改善の他、さまざまな健康効果が明らかになっています。ローヤルゼリーを、腸が元気になる生活習慣や食べ物と一緒に取り入れれば、ウイルスに負けない体づくりをサポートしてくれそうです。
最も大きな免疫器官である腸の健康を意識した生活で、体の内側からも感染症予防に努めていきたいですね。
取材協力:山田養蜂場健康科学研究所
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