慢性腎臓病は定期健診と6つの生活習慣で予防!
2023.06.052024年04月01日
更年期と混同しがち!放置厳禁の「慢性腎臓病」
女性のクレアチニンが少し高い原因は?改善方法は?
クレアチニンが少し高いのはなぜ?筋肉量の少ない女性は男性に比べクレアチニン値が低い傾向にあります。数値が高くなる原因はさまざまですが、筋肉量の他にもタンパク質の摂取、病気が影響している可能性も。クレアチニンが高い原因や改善法を解説します。
クレアチニンとは?
血液中のクレアチニン(Cr)の濃度は、腎臓の機能の低下や腎不全に関連する数値で、腎臓の機能や排泄能力を評価するための指標として知られています。
クレアチニンとは、筋肉が運動するためのエネルギーが代謝された後に生成される老廃物のこと。筋肉がクレアチンリン酸と呼ばれるエネルギーを使用した後に生じる「ゴミ」のようなイメージです。
クレアチニンは通常であれば腎臓を通じて尿として体外に排泄されますが、腎臓が悪くなるとクレアチニンが体の中に溜まりがちになり、濃度が高くなります。
クレアチニンの基準値
クレアチニンは、筋肉を動かした後に出てくるゴミです。筋肉の量によってクレアチニンの量は変わるため、運動・筋力トレーニングや高たんぱく食の摂取によって筋肉量が過剰に多い場合に、クレアチニンの発生量は高くなる傾向があります。また基準値は一定ではなく、年齢や性別によっても変化します。
例えば、筋トレが趣味で週3回必ずトレーニングに行う30代の男性と、デスクワークで運動が少ない50代の女性を比較した場合、女性の方が筋肉は少なくなります。クレアチニンの発生量にも差が出て、30代の男性の方がクレアチニン量は多くなるというわけです。
【クレアチニン(Cr)の基準値】
- 女性:0.46~0.79mg/dL以下
- 男性:0.65~1.07mg/dL以下
クレアチニンが高くなる原因
健康診断を行ったときに気になるのが、クレアチニンの数値です。クレアチニンが高くなる原因としては、以下が考えられます。...