60代からのヘアスタイル・インタビュー
60代髪型|ロングのグレイヘアを美しく保つコツ
60代髪型|ロングのグレイヘアを美しく保つコツ
公開日:2019年02月13日
どうしたらきれいなグレイヘアになれるの? すてきなグレイヘアスタイルの女性に、移行期や白髪との付き合い方などを聞きました。今回は、ロングヘアが美しい髙橋敦子さん。つやを重視したヘアケアとヘアセット、ファッションなど参考になることばかりです。
ロングのグレイヘアに移行する方法
「ここは、パリ?」と、冒頭の写真を見て思った方もいるのでは?
クリスチャン・ディオールのサングラスをかけ、オールブラックのファッションに差し色の赤いミニバッグが映えるコーディネート。つい「マダム」と声を掛けたくなる、ゴージャスなロングのグレイヘア女性が髙橋敦子さん(67歳)です。
髙橋さんがグレイヘアに憧れるようになったのは、白髪が目立ちはじめた50代の頃でした。
「美智子さまをはじめ皇族の方たちの髪を染めていない姿が美しいと思って、美容室で相談してみたんです」
そして、グレイヘアへの移行のために美容師が提案したのは「アッシュカラーで、おしゃれ染めをすること」でした。
「ただ白と黒のグレイヘアだったら、何歳でもできるからって、説得されて。でも初めてアッシュカラーに染めた髪は、茶色ともグレーとも表現しがたい微妙なカラーで『えー!!』という感じでしたね(笑)」
想像とは違った染め上がりではありましたが、黒髪は明るくアッシュカラーに染まる一方、白髪部分は柔らかく染まることで、白と黒の色の段差をボカすことができました。また徐々に色落ちすることで、いっそう柔らかい印象に変化する髪色が気に入ったそう。
その後数年間は1か月に一度染めていましたが、徐々に3か月に1度と染める間隔を空けていき、白髪の方が黒髪よりも多くなったタイミングでヘアカラーを止めました。3年前の64歳のときのことです。今では髪の大半が白髪になっています。
「白髪の伸び方や色って実は人それぞれなんですよね。ごま塩だったり、茶色っぽかったり、黄みがかっていたり。私の場合、元の白髪の色はシルバーに近いのですが、ヘアカラーをしていた部分が黄色っぽく残っています」
最近、髙橋さんがファッションや生き方を参考にしているというのは、87歳の現役モデル・カルメン・デロリフィチェさん。「テレビコマーシャルで見た彼女は、豊かなシルバーホワイトヘアに口を大きく開けた笑顔、ファッションがすてきでした。彼女のように自然で美しい人でありたいです」
ロングのグレイヘアを保つ、ヘアケアのポイント
髙橋さんがゴージャスなグレイヘアを保つために、力を入れているのがヘアケアです。
ひとつは、バスタイムにひと手間加えているマッサージです。「60代に入ってから頭頂部の髪の毛が薄くなってきたり、前髪が切れ毛になって伸びなくなってきたので、ヘアケアを意識するようになりました。シャンプーは頭皮にやさしいものに変えて、頭皮のマッサージをしています。コンディショナーをつけるときに、髪をかき上げて頭皮を手のひらでおさえてゆっくりと圧をかけます」
愛用のシャンプーは、通っている美容室「CARAZ」のオリジナルのものです。
そして髙橋さんの髪で注目すべきは、「つや」です。お気に入りのヘアケアアイテムは、「OI OIL(オイオイル)」というイタリア製のヘアオイル。
洗髪後タオルドライをした髪に、ヘアオイルをつけてからドライヤーで乾かします。そして、お出かけ前はヘアアイロンでカールし、ツヤとボリュームを出した上で仕上げにオイルをつけます。また、摩擦で枝毛ができるのを防ぐために手ぐしで整えているそう。
「自分で言うのも何ですが、サラサラよ(笑)! グレイヘアは、髪のつやが本当に大事。昨秋に片腕を骨折してしまったときに、まったくヘアケアができなかったんです。髪も結えなくて、バサバサの状態になっていた自分の姿は10歳以上老けて見えました。髪のお手入れ次第で、印象ががらりと変わりますよ」
グレイヘアに合うファッションとは

クラシカルなブラックのワンピースを身にまとう髙橋敦子さん。グレイヘアにしたことでよかったことは、「お洋服の色に悩まなくなったこと」と言います。
「一見、地味でおばあちゃんっぽくなりがちな黒色の洋服も、着こなしやすくなりました」
これまでのグレイヘアの女性たちのインタビューでは、「グレイヘアにしたことで明るい洋服を着やすくなった」という声をお届けしてきました。例えば、櫻井みどりさんは「明るい色を着てもおかしいとは思わなくなった」とピンクを着用する機会が増えたと話します。また石井眞弓さんは「黒なら、よっぽど変わったデザインの洋服じゃないと、“おばあちゃん”になりかねないのであまり着ないようになりました」と、「黒」を避けた鮮やかな色合いのファッションを楽しんでいます。
しかし、髙橋さんのゴージャスなイメージのロングヘアの場合、黒い洋服でも違う印象を与えられるのでしょう。またヘアスタイルをアレンジすることで、黒い洋服に一段と華やかさが加わります。

「ロングヘアだと髪形を自由にアレンジできるので、便利ですよ」と話す髙橋さん。上の写真は髪をまとめるときに重宝している、ヘアアレンジアイテムです。上からクリップ、ヘアコーム、バナナクリップです。パールやシルバーといった光沢感のあるデザインの方が、グレイヘアとの相性がよいそう。

そして髪をまとめるときは、「ほどよくまとめる」のが髙橋さん流です。「ルーズすぎると疲れた印象を持たれかねず、あまりにきちっとしすぎてもおしゃれに見えません。なので、ほどよいまとまり感を持たせつつ、ややラフにする感じに落ち着きました」と、まとめるときのポイントを教えてくれました。
「白髪の生え方は人それぞれで、グレイヘアに移行するときが一番大変かもしれません。そこを乗り切れば、自然な美しさを楽しめるようになっていくと思いますよ」 取材・文=竹上久恵(ハルメクWEB編集部)、撮影=中村彰男、ヘアメイク=杉山えみ
「かっこいいグレイヘアスタイル-カタログ」で掲載した8名のインタビューを掲載しています。
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