ちょっとの工夫でー5歳見え! 大人に似合うおすすめヘアカタログ【ショート&ボブ】
2024.12.272024年12月27日
うねり、ペタンコ、パサつき解消!プロが教える絶対的「神ショートボブ」
髪のうねり、ペタンコ、パサつき…“年齢髪”で悩んでいるなら、これ試してみて!ポイントはシルエットづくり。ちょこっとカットや前髪、ドライヤーの使い方でぐっと垢抜けます。
教えてくれた人:向井みえ(むかい・みえ)さん
「えがお美容室」美容師。女性ならではの視点で一人一人の髪悩みにアプローチ。サロンではヘアケアやメイクのアドバイスも行う。
年齢髪の弱点はちょいカットでカバーできます
「一髪、二化粧、三衣装」ということわざを知っていますか?
女性を美しく見せるには、それほど髪が大事ということ。美容師の向井みえさんは「加齢とともに髪のボリューム感がなくなり、うねりやパサつきが出がち。そんな弱点を放置すると、なんとなく老けて疲れた感じに見えてしまいます」と語ります。
とはいえ「シルエットを少し変えれば、どの弱点も十分カバーできます」とにっこり。ポイントは下の3つ。
「今ショートやボブの方も、前髪や襟足をカットして少し変えるだけで、グンと若々しく垢抜けますよ!」
若見せショート&ボブで気分も明るく!
Before
髪が乾燥して膨張しやすい一方、トップはペタンコになりやすいのが悩み。いつもはヘアオイルをつけているもののベタつきも気になるそう。
After
ペタンコもパサつきもこれで解消♪
・厚めの前髪でトップふんわり
・段は入れずツヤ感キープ
・タイトな襟足でまとまり感アップ
パサつき、うねり、ペタンコ…年齢髪の弱点をカバーするポイント3つ!
弱点1:ペタンコ
厚めの前髪で分け目を見せずボリューム感アップ
分け目やこめかみの地肌が見えると、ボリューム感やコシのなさが目立ちます。前髪は深く長めに作りましょう。サイドとつながるように切るとこめかみの地肌が見えません。
弱点2:うねり
襟足がタイトなら、うねりや広がりは気にならない
ショートは、襟足がキュッとくびれていると、全体にまとまり感が出ます。首に沿うようにカットし、ヘアクリームよりセット力があり、ツヤが出る“バーム”でタイトにセット。
弱点3:パサつき
表面は段を入れず、シルエットは内側で調節
表面にレイヤー(段)を入れ過ぎると、毛先が竹ぼうきの先のようにバラバラになり、パサついて見えます。表面はある程度長さを残し内側をカットすれば、ツヤをキープできます。
年齢髪の弱点を解消するスタイリングのコツ
こめかみの地肌を見せない
こめかみにできる、前髪とサイドのすき間は、実は要注意。横から見たとき地肌が目立つと、髪が薄く老けた印象に。前髪は横に流してサイドにつなげ、地肌を隠すのがおすすめ。
素髪はNG! スタイリング剤を賢く使う
一般的なスタイリング剤は油分が多く、ハルメク世代がつけるとペタンコになることも。バームならクリームやオイルより軽く仕上がり、適度なツヤも出て使いやすい。
トップと後頭部の根元にドライヤーを10秒
後頭部がふんわりしていると、頭の形がよく見え、全体のボリューム感もアップ。お出掛け前は、後頭部の髪を持ち上げるようにして根元にドライヤーの温風を10秒。その後冷風を10秒あてて形をキープ。
次回は50代以降が素敵に見える、おすすめのヘアスタイルを紹介します。
撮影=中西裕人、土谷陽介(サンクリエーション)、取材・文=松尾肇子、原田浩二、三橋桃子(すべて編集部)、イラストレーション=フジマツミキ
※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年5月号を再編集しています