乾燥肌・年齢肌のケアに美容オイル!選び方のポイント

オイル美容液の効果・使い方・順番│おすすめ4選も!

公開日:2023.11.15

オイル美容液(美容オイル)とは?効果は?

オイル美容液(美容オイル)とは?効果は?

オイル美容液(美容オイル)は、肌の水分を閉じ込めたり、乾燥や紫外線の刺激から肌を守ったり、肌が本来持っているバリア機能をサポートする効果のあるスキンケアアイテムです。

オイルを使ったスキンケア方法の「オイル美容」に使われます。オイル美容液はフェイシャルケアとして顔に使うのはもちろん、頭皮や髪の毛、全身に使うことも可能です。

「オイル」と聞くとベタベタしたイメージを想像するかもしれませんが、さまざまな種類があり、サラサラしてベタつきのないものもあります。

乾燥が気になりがちな50代女性のスキンケアとして、自分にぴったりのオイルを使ってみましょう。

オイル美容液(美容オイル)と美容液の違い

「オイル美容液」と通常の「美容液」では、主に「水分量」と「浸透力」に違いがあります。

美容液は水分量が多く、油分量が少なめ。一方、オイル美容は油分量が多く、肌表面に残って水分蒸散を防ぐ効果があるものが多いです。

商品によっても違いがあるため、詳しい使い方などはメーカーの公式サイトや商品パッケージをチェックしたり、販売店のスタッフに尋ねてみたりするといいでしょう。

オイル美容液がおすすめの肌・シーズン

オイル美容液は、乾燥しがちな冬のシーズンや、乾燥肌におすすめのスキンケアアイテムです。オイル美容液で蓋をすることで、肌の潤いをキープできます。

また、オイル美容液は一年中スキンケアに使うことが可能です。夏も冷房による乾燥や紫外線ダメージの影響を受けるため、自分の肌に合ったものを使うといいでしょう。

オイルのツヤ感が欲しい人や、オイルならではのいい香りを感じながらスキンケアしたい人にもおすすめです。

50代の年齢肌に!オイル美容液はエイジングケアも◎

オイル美容液には、人間の皮脂に近い天然油脂が配合されたものも多くあります。

肌の皮脂量は、30歳前後をピークに減少。皮脂の分泌量が減ることで、肌は乾燥しがちになります。乾燥は、シワやくすみ、肌荒れなどあらゆるエイジングサインや肌悩みを招く原因です。

皮脂の分泌量が少なくなった分、オイル美容液など油分を含んだアイテムでしっかりケアをして、肌の潤いを守ってあげましょう。

乾燥が気になる場合は、メイクでファンデーションを塗る前に、少量のオイル美容液を仕込むのもおすすめ。ナチュラルなツヤ肌を作れます。

オイル美容液(美容オイル)のメリット

オイル美容液(美容オイル)のメリット

ここからは、オイル美容液のメリットをご紹介します。

肌を柔らかくする

肌の水分や油分が足りなくなると、乾燥して肌が硬くなり、カサつき、ゴワつきが気になるように。オイル美容液を使うことで、乾燥から守り、柔らかな肌に整える効果が期待できます。

潤いを守り肌を保湿

オイル美容液は油分が多く、肌表面を皮脂膜で蓋をすることで、肌の水分の蒸発や紫外線・乾燥・ホコリや汚れといった刺激から守ってくれる効果があります。

ハリ・弾力のある肌に導く

乾燥が起こり、肌の水分量が低下するとハリや弾力低下につながることも。オイル美容液のエモリエント効果(水分蒸発を抑えて肌の潤いを維持し、肌を柔らかくする作用)により肌内部の水分が保たれ、ハリや弾力のある肌に導く効果が期待できます。

オイル美容液(美容オイル)の3つのタイプ

オイル美容液(美容オイル)の3つのタイプ

オイル美容液にはさまざまな種類がありますが、大きく「油脂(天然由来オイル)」「炭化水素(鉱物油)」「エステル」の3種類に分けられます。

ここからは、それぞれのオイルの特徴について解説します。

油脂(天然由来オイル)

油脂系オイルは、主に植物の種子や果実、動物や魚から抽出されます。人間の肌の皮脂にも多く含まれている成分が多く、肌によくなじむことが特徴です。

保湿・浸透に優れ、整肌効果も期待できます。(※油脂の種類や使用方法、個々の肌質によります) 植物由来オイルの他にも、動物の皮下脂肪などから抽出される動物由来も、スキンケアやヘアケアに使われます。

【代表的な油脂(天然由来オイル)】

  • マカデミア種子油
  • アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)
  • オリーブオイル
  • ヤシ油
  • ツバキ種子油
  • ホホバオイル
  • ウチワサボテンオイル
  • シアバター
  • 馬油
  • エミューオイル
  • スクワランオイル など

炭化水素(鉱物油)

炭化水素(鉱物油)は、石油由来の油を高精製したオイルで、言葉の通り炭素と水素からできています。肌に優しく、肌表面を覆い水分の蒸発を防ぐ作用があるため、水分を閉じ込めたい人におすすめです。

ただし、肌には浸透しないので使い過ぎるとベタつきやメイク崩れ、テカリにつながることも。自分にとっての適量を見つけてみましょう。

【代表的な炭化水素(鉱物油)】

  • ミネラルオイル
  • ワセリン

エステル

エステルとは、高級アルコールと高級脂肪酸の合成オイルのことです。

油膜で皮膚を保護するエモリエント効果の他、混ざり合わない成分の混和剤、化粧品の粘度や硬さの調節など幅広い目的で配合されます。

【代表的なエステル】

  • トリエチルヘキサノイン
  • イソステアリン酸イソステアリル
  • エチルヘキサン酸セチル など

オイル美容液(美容オイル)の使い方・順番

オイル美容液は、以下のようにさまざまな使い方ができます。目的によって使う順番を変えるといいでしょう。

商品によっては使い方がパッケージなどに記載されているものもあるため、表示をチェックしてから使うのがおすすめです。

  • 洗顔後のブースターオイルとして使う
  • 化粧水の後に使う
  • 化粧水やクリームに混ぜる
  • スキンケアの最後に使って蓋をする
  • ベースメイクに混ぜて使う
  • ヘアケアやネイルケアに使う
  • マッサージオイルとして使う

オイル美容液(美容オイル)の選び方のポイント

オイル美容液(美容オイル)の選び方のポイント

ここからは、オイル美容液の選び方のポイントをご紹介します。

天然油脂ベースは肌なじみが良くおすすめ

天然油脂は人の皮脂に組成が近く、肌なじみがいいことが特徴のオイル。皮脂量が少なく、乾燥が気になる人は天然油脂ベースのオイル美容液がおすすめです。

オイル以外の保湿成分もチェック

オイル美容液のオイル成分は、肌に油分の膜を作って水分の蒸発を防ぐ成分です。乾燥が気になる年齢肌のケアには、肌に潤いを与える以下のような保湿成分もチェックしておきましょう。

  • セラミド
  • アミノ酸(バリン、セリン、プロリンなど)
  • グリセリン
  • BG など

敏感肌の人は植物エキス・精油に注意

オイル美容液には、植物エキスや精油が使われているものが多いです。精油はいい香りでリラックス効果があるものの、配合量が多い場合と敏感肌には刺激となってしまうことも。

肌が弱い人や敏感肌の人はあらかじめパッチテストをするか、敏感肌にもおすすめのタイプのものを使うといいでしょう。

テクスチャや容器など使いやすさ

オイル美容液は、オイルらしいとろとろした質感のものもあれば、水のようにサラサラした液体のタイプなど種類豊富です。

どんなに人気のものでも自分に合わないと使い続けられなくなってしまうため、快適に使い続けられるテクスチャのものを選ぶといいでしょう。

オイル美容液の容器は「スポイト式」「滴下式」のものが多く見られ、スポイト式の方が使いやすいと感じる人が多いようです。

オイル美容液(美容オイル)を使うときの注意点

オイル美容液(美容オイル)を使うときの注意点

ここからは、オイル美容液を使う際の注意点をご紹介します。

肌の状態や季節に合わせて量を調節する

オイル美容液を使う際は、自分の肌の状態や季節に合わせて量を調節するのがおすすめです。量が少な過ぎると保湿効果が低下し、多過ぎるとメイク崩れやテカリの原因になります。

自分の肌質や肌の状態に合わせて、使用量を調整しましょう。

また、季節によっても皮脂の分泌量は変化し、夏に最も多く、冬に最も少なくなります。一年通してまったく同じ量のオイル美容液を使うのではなく、季節で変化する皮脂量も考慮するといいでしょう。

最初は少ない量から使い、足りなければ量を増やすようにするのがおすすめです。

油焼け注意が必要なオイルもある

油焼けとは、オイルの油分が紫外線や熱の影響によって酸化し、肌や髪の毛に負担をかけてしまうことです。油焼けはシミ・くすみ・色素沈着の原因となります。

油焼けが起こるのは、主にオイルに含まれる不純物が原因です。現在は技術が進化したことで精製度が向上し、油焼けが起こりにくくなっているといわれています。

ただし、純度の高いオイルでも成分によっては酸化しやすく、油焼けにつながることも。朝と夜でオイルを使い分けることで対策できますが、日中も使用したい場合は油焼けしにくいオイル美容液を選ぶといいでしょう。

オイルの保管方法に注意する

劣化したオイル美容液を使い続けると、肌のケアどころか肌トラブルの原因になってしまうことも。オイル美容液の酸化や劣化を防ぐため、直射日光の当たらない、湿気の少ない場所で保管しましょう。

編集部推薦!オイル美容液(美容オイル)おすすめ4選

オイル美容液は、高級なものからプチプラなものまでさまざまです。ここからは、ハルメク365編集部が厳選したおすすめのオイル美容液をご紹介します。

薬用杏仁オイル

「薬用杏仁オイル」9680円(税込)
「薬用杏仁オイル」9680円(税込)

「薬用杏仁(きょうにん)オイル」は、杏の種約400個分から低温抽出した杏仁油・和漢エキス・植物油をブレンドしたオイル。首のポツポツ(古い角質が硬化したもの)をなめらかにするハトムギエキスも配合されており、年齢肌のケアにぴったりです。

ニュクス(NUXE) プロディジューオイル

「ニュクス(NUXE) プロディジューオイル」3200円(税込)
「ニュクス(NUXE) プロディジューオイル」3200円(税込)

「ニュクス(NUXE) プロディジューオイル」はツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、ユチャ種子油、ルリジサ種子油、アーモンド油、ヘーゼルナッツ種子油、マカデミア種子油という7種類の植物オイルをブレンドしたオイル美容液。顔はもちろん、体にも髪の毛にも使用可能です。

FEMMUE (ファミュ) アイディアルオイル

「FEMMUE (ファミュ) アイディアルオイル」6820円(税込)
「FEMMUE (ファミュ) アイディアルオイル」6820円(税込)

「FEMMUE (ファミュ) アイディアルオイル」は、カメリアオイルを中心にボタニカルオイルをブレンドしたオイル美容液です。肌に素早くなじむさらりとした使い心地なので、混合肌やオイリー肌にもおすすめ。ふんわり上品な花の香りでリラックスしながらスキンケアができますよ。

HABA 高品位『スクワラン』

「HABA 高品位『スクワラン』 15ml」1540円(税込)
「HABA 高品位『スクワラン』 15ml」1540円(税込)

「HABA 高品位『スクワラン』」は、皮脂に含まれる「スクワレン」という成分の安定性を高め酸化しにくくした「スクワラン」純度99.9%の美容オイル。オイルとは思えないほどサラサラした使い心地で、ベタつきが苦手な人にもおすすめです。

オイル美容液で柔らかくみずみずしい肌に!

オイル美容液は、水分蒸発や乾燥や紫外線から肌を守り、やわらかくみずみずしい肌へ導くスキンケアアイテム。皮脂量の減少により乾燥が起こりがちな50代女性におすすめです。

オイル美容液は目的によってさまざまな使い方ができるため、自分の目的や悩みに合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか。

※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。

※記事内の価格は2023年10月20日時点のもので、すべて税込です。

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ハルメク365編集部

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