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- 生前整理のために、物を片付ける5つのポイント
「終活片付け」をやろうと始めてみるも、アルバムを見ていたら夕方……。なんて人も多いのでは? 思い入れのある物を片付けるには、上手に進めるポイントが5つあります! 写真、家具、食器など生前整理を実践している4人に知恵を伺いました。
「終活片付け」を実践している4人に聞きました!
生きているうちに死後のことを考え身辺や財産の整理をする「生前整理」。多くの人が、やらなくちゃと思いながら先延ばしにしがちなのが、特に身の回りの「片付け」でしょう。
今からご紹介する「終活片付け」は、「ずっと気に掛かっていた思い入れのある物と向き合い、心にも片をつけ、大切な物だけを残すこと」です。その終活片付けをスムーズに進めるため、60~80代のすでに終活片付けを実践している4人をご紹介します。
読者・合沢隆子さんは、「これを残して懐かしむ人がいるか」を判断基準にして家の中の物を見て、食器などの整理を進めています。
また人気ブロガーのごんおばちゃまは、「いきなり思い出深い写真などから始めるのではなく、最初は引き出し一つから、不要な物を取り除いていきましょう」と言います。その際、「全部出さず、今使っていない物だけを抜き取る」こと。短時間で済み、体力的な負担も減ります。
そして、作家の高見澤たか子さんは、定期的に不用品を買い取ってもらっているそう。
最後に、樋口恵子さんは、自分や家族の気持ちや状況は年々変わるので「一年ごとに今も残しておきたいと思うか見直す」のが大切と語ります。
生前整理のための、上手な手放し方 5つのポイント
「片付けをやらなくちゃいけないのはわかっているんだけど……」という人に覚えてほしい、終活片付けの上手な進め方、5つのポイントを紹介します。
- 遺される人の目線で身の回りの物を見る
子どもなど「自分以外が片付けることになったら」と考えてみる
- 思い入れが少ない物から始める
思い出深い物から始めると挫折しやすいので、明らかな不用品から始める
- 全部出さず、今使っていない物だけを抜き取る
全部出して片付けるのは大きな負担。不用品を抜き取れば短時間で済む
- 捨てる、譲る、寄付するなど手放し先を決める
抜き取った不用品は、必要な人に譲る、寄付する、売るなどして手放す
- 一年ごとに、今も「残しておきたい」と思うか見直す
自分や家族の気持ちや状況は年々変わるので、一年ごとに見直す
次回からは、4人の片付け上手な方たちが実際にどのように生前整理に取り組んでいるかご紹介します。
取材・文=大門恵子、野田有香(ともにハルメク編集部)
※この記事は「ハルメク」2019年9月号に掲載された記事を再編集しています。
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