- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 文化部
- 新しい出会いへ……GOOD-BYEの優しさ
還暦チャレンジャー あ・らかん です。3月はお別れの季節、4月は新しい出会いの季節ですね。
太宰治の小説『グッド・バイ』
先日、『グッドバイ』という演劇を観る機会がありました。原作の小説は太宰治の未完の絶筆であると知って、気になって小説を読み、調べるうちに「good-bye」という言葉の意味を知りました。
太宰治は小説のなかで女性たちに「グッド・バイ」と言わせていますが、どんな結末になるのだったのだろうかと、未完であることが少し残念でもありました。
『good-bye』『さようなら』の語源とは?
「good-bye」の原型は、「God be with you」の略で「God be with ye」という言葉だと知りました(yeは、youの古い形)。「神があなたと共にあらんことを」という祝福の言葉です。別れ際に相手の幸せを願う、優しくて素敵な言葉だと思います。
そういえば「さよならは別れの言葉じゃなくて再び逢うまでの遠い約束」なんて歌がありましたね。
「さよなら」って「左様ならば」が語源で「それならば、のちほど」など後に続く言葉がある接続詞であるとのことで、歌のとおり後の再会が約束されるのだなと納得したものでした。それならばなおのこと心を込めて、大切に使いたい言葉だと思いました。
言葉は言霊(ことだま)
年齢的なものでしょうか、最近は出会いより別れが多くなってきたように感じています。今までの人生で、どれほどたくさんの別れがあったことでしょう。
なかには、再びが冥土での再会か、来世での再会かわからない別れもありますが、言葉には魂が宿っていると言いますから、たくさんの別れのひとつひとつに、感謝の思いを込めて『さようなら』『good-bye』を丁寧に伝えたいと思いました。
この3月、教室を巣立っていく子ども達を、心を込めて「God be with you」と思いながら「バイバイ」って、手を振って見送ることができました。
新しい出会いへ
新しい出会いは、どこから始まるかしら? これから出会う方々に対して、出会えたことに感謝して「こんにちは」「はじめまして」「よろしくお願いします」と進んで挨拶をするところから始まるのだと思います。
病院に行けば、新しい看護士さんや事務の職員さんもいらっしゃるでしょう。そして、ハルトモ倶楽部にも新しい読者ライターさんがデビューされますね。
職場には4月から新しいお子さんが入室されますから、そのお母さん方との出会いもあります。何よりも楽しみなのは子ども達との出会いです。小さな子ども達の精一杯の言葉を、しっかり受け止められる私でありたいなと思っています。
さあ春です。わくわくする新年度が始まります!!
■もっと知りたい■
-
プレゼント!ひざケア飲料
歩くたびに不安なひざの違和感。サプリメントで挫折したという方へ、「関節ケアドリンク グルコサミン」をぜひお試しください! -
尿トラブルの放置は厳禁
一人で悩みがちな尿トラブル。尿モレまで行かないレベルだからと放置していませんか?軽い症状のうちに対応しないと悪化の危険も! -
楽しすぎるニコボとの毎日
話題のコミュニケーションロボット「ニコボ」をご存知ですか?一緒にいると思わず笑顔になる、そんな毎日をハルメク世代が体験! -
病院の巻き爪治療がスゴイ
巻き爪でお悩みの方、「治療は痛そう」と思っていませんか?でも病院の治療は思いの他楽で短時間。巻き爪治療のリアルとは? -
視力ケア専用の卵が登場?
毎日食べる「卵」。実は目の健康を守る「ルテイン」が豊富な卵があるんです。最近視力が……と思っている方は要チェック! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。