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- 絶対に会いたい人は、追いつきたい人になりました
「この人にはいつか絶対会いたい!」そんな思いを抱えていたら、出会うことができました。小さなきっかけが、私の心を動かした瞬間です。
心にキュンときた瞬間
こちらの記事でもお伝えした通り、2022年から陶芸に目覚めた私。窯元へ足を運んでみたり、体験教室の先生に話を聞いてみたり、直接土に触れてみたり。
行く先々で器を探しても、私の心を100%満たすものには出合えません。やっぱり、こんなふうにとイメージがあるならば、自分で作ることが一番の近道なのでしょう。
そんな中、家から10分ほどの店で見つけた器が、「これだ!」というトキメキに。見た目だけでなく、手にしっくりとなじむ感触が心地よくて、一目惚れの瞬間でした。
つながりを紡いだ先がチャンス
数日後、再び店を訪れると、たまたま友人が店番をしていました。もしかしたらと、私は友人に並んだ器の作者さんのことを尋ねてみることに。
友人によると、市内在住の同世代くらいの女性で、定期的にご自身で納品に来ると言います。自分が陶芸に関心があり、市内で陶芸のできる場所を探していることを伝えると、納品の日に会えたら話しておくと言ってくれました。
そんなことをすっかり忘たころ、友人から一枚のメモ用紙をいただきました。そこには、あの器の作者さんが書いてくれた、市内で活動している陶芸の団体名がずらり。
しかし、それは習う場所ではなく、陶芸の知識と技術を持った方が集い、思い思いに作品を作り発表するものでした。今の私では到底遠い存在。
奇跡の出会いに感激
そんなやり取りから3か月が経過した2022年の11月。私は再び店を訪れ、彼女の新作陶器を眺めていました。
いくつか買っていこうと器を手に取っていると、眼鏡をかけた小柄な女性が笑顔で近付いてきます。彼女の手には、たくさんの器が入った箱。
そう、彼女こそ私が会いたいと願った、目の前の陶器の作者のぐちヤスコさんです。
早速私は、彼女の作品のファンであることや、今陶芸スクールに通っていることを告げ、この器を記事にしたいと伝えました。
彼女は快諾してくれ、「教室で基礎を学んだら、私たちがやっているようなサークルで自由に作品を作ると良いですよ」と丁寧なアドバイスまで頂けて。
想像以上にステキな女性だったことに、私はますますファンになりました。今では、時々メールで近況などをお伝えする間柄。素晴らしい出会いに感謝しています。
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晴間千妣絽
はるまちひろ。老舗旅館を閉館して2023年より電子小説「大人だって友だちが欲しい」を配信中。女性の人生の悲喜交々を小説に綴り暮らしています。ハルトモ倶楽部を通して、日常のあれこれを楽しくほっこりとお伝えできればいいなと思っています。ブログ『普通の主婦のこだわり日記』『私の見ている世界』
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