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素朴な疑問節分にイワシを飾るのはなぜ?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
節分といえば、豆まきと恵方巻、玄関先に飾る「柊鰯(ひいらぎいわし)」。豆まきや恵方巻きの意味は何となくわかるのですが、イワシを飾るのはなぜなのでしょうか? その由来などを調べてみたくなりました。
節分の由来
現代では立春の前日を節分と呼びますが、もともとは、「立春・立夏・立秋・立冬」のそれぞれの前日を節分と呼んでいました。旧暦では、立春から一年が始まるとされ、その前日に当たる節分はちょうど大みそか。一年の中でも重要な節目の日として重要視されており、いつからか節分といえば立春の前日のことを指すようになったのだとか。
ちなみに、豆まきの掛け声の「鬼は外、福は内」の鬼は、災害や病気などの災いを意味しています。豆を投げて鬼を追い払うことで、厄災がやってこないようにという願いを込めているのです。
「柊鰯(ひいらぎいわし)」は魔除け
柊鰯は、焼いたイワシの頭にヒイラギの枝を刺した魔除けです。これを節分の日に玄関に飾る風習は、平安時代からあったとされており、現代でも福島県や関東の一部、奈良県を中心とした西日本で柊鰯を飾る風習が残っています。
地域によって飾る期間が違い、節分の日だけ飾る地域もあれば、1月15日の小正月(または小正月の翌日)から節分の日まで、節分から2月末まで、節分から1年間など、飾る期間が異なります。
ところで、イワシとヒイラギの組み合わせにはどのような意味があるでしょうか? イワシの臭いとヒイラギの尖った葉はどちらも鬼が苦手としているものと考えられており、柊鰯を見た鬼が嫌がって逃げていくようにという意味があるそうです。
なるほど。柊の葉って触ると痛そうだから、魔除けにはぴったりなのかもしれませんね!
西日本では節分にイワシを食べる
また、西日本の一部では、節分の日にイワシを食べる風習が残っています。飾るのと同様に、魔除けとして食べるというのがユニーク! イワシを焼くときの煙と臭いで鬼を追い払うのだとか。他に、イワシにはカルシウムが豊富なことから、イワシを食べることが無病息災につながるという考え方もあるようです。
節分にイワシを飾る理由がわかりました。昔の人も、私たちと同じように無病息災を願って節分の行事をしていたのですね! 今年の節分は、うちでもイワシを焼いてみようかなと思います。
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イラスト:飛田冬子
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