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素朴な疑問マスクの正しい着け方とは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、テレビでインタビューを受けている方がマスクをしていました。息がしづらかったのか、鼻を出したまま! 「その気持ちはわかる~」と思いつつ、「でも、その着け方じゃねえ……」と思わずつぶやいてしまいました。
こんなことを言ってるワタシも、マスクの正しい着け方って聞かれたら答えられないかも。きちんと知っておきたいので、この機会に調べてみることにしました!
今回初めて知ったのですが、まず、マスクは用途別に選ぶことが大切なのですって。(知らなかった!)。例えば、花粉の粒子のサイズは3μm(※)で、インフルエンザウイルスは0.1μmと、粒子の大きさが違います。つまり、ウイルス対策にはウイルス対策用マスクを使用しなければ、ウイルスを防ぐ効果が下がってしまいます。花粉対策用マスクでは、粒子が小さいインフルエンザウイルスはマスクを通過してしまう可能性があるという訳です。
※μmはマイクロメートル(ミクロン)で、1ミリメートルの1000分の1
さまざまな種類のマスクがありますが、その中には防げる粒子のサイズ別に表示が付いているものがあります。ウイルス対策には、遮断率試験の「PFE(ラテックス微粒子遮断効率試験/0.1μm)」の基準をクリアしたマスクを使った方がいいそうです。「PFE」の表示があるマスクは、インフルエンザウイルス、微粒子物質のPM2.5、SARSウイルスなどの小さな粒子も防ぐことができます。次に「VFE(生体ウイルス遮断効率試験/0.1~5.0μm)」の表示があるものはインフルエンザウイルスやウイルス飛沫用、「BFE(バクテリアろ過率試験/3.0μm)」という表示があるマスクは花粉や風邪などのウイルス飛沫用と、用途が分かれています。
さらに、マスクは自分に合ったサイズを選ぶことも大事。では、正しい着け方です。
【マスクの正しい着け方】
1.マスクを着ける前に、しっかりと手洗いをする
2.マスクの上下を引っ張るようにして、マスクをよく広げる
3.顔に当て、ゴムひもを両方の耳に掛ける。ノーズピース(マスク上辺にある変形自在のシート状のもの)を鼻の形にフィットさせしっかりと押さえてから、顎まで覆うようにマスクを広げる
4.鼻やマスクの横部分などに隙間ができていないか確認し、鼻と口がマスクで隙間なく覆われているようにする
なるほど。マスクを着けるときに、しっかり顎の下までを覆うようにするのですね。ちなみに、マスクは外すときにも注意が必要です。表面や内側には触れないようにすることが大事。マスクにウイルスが付いていると、手に付着して、それが他の人にうつってしまう可能性があります。捨てるときは、ビニール袋に入れると、よりしっかりと感染が防げます。
長時間外出するときは、マスク用スプレーを使うのも一つの方法です。アロマのいい香りでリフレッシュできるもの、花粉のバリア機能をさらに強化してくれるもの、抗菌効果を高めてくれるものなど、いろいろな種類がそろっています。最近は、息が苦しくならないように工夫された立体型のマスクや、シルクを配合した着け心地に配慮したマスク、ミントが香るマスク、小顔に見えるマスクも人気なのだそうですよ。マスクの効果だけでなく、より快適でおしゃれな機能が求められているんですね。もしかしたら、日本のマスクって世界一の品質かもしれませんね。
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参照:メディコム・ジャパン
イラスト:飛田冬子
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