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素朴な疑問霜柱ってどうしてできるの?
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こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日用事があって朝早くに家を出たときのこと。舗装されていない道を歩いていると、ザクっと聞き覚えのある音が。足元を見てみると、そこには霜柱がありました。
子どもの頃はよく霜柱の上を歩いて独特の音や感触を確かめていたっけ……と懐かしさに浸っていたのですが、ふと霜柱がどうしてできるのかが気になり始めてしまったワタシ。ということで、早速調べてみることに。
霜柱は、地表温度が0℃以下で地中温度が0℃以上の場合にできるのですって。まず地表の水分を含んだ土は、温度が0℃になると凍り始めます。すると、地中の水分が吸い上げられて地中で氷になり、体積が増えていきます。体積が増えた土の下の氷(霜柱)は、土地の中に納まりきれなくなって、土を盛り上げて、地上に霜柱として姿を現します。地上の方が気温が低いので、土から出てきた霜柱は凍り、さらに高さを増していきます。
それを繰り返して、霜柱はあんなふうにきれいな姿になるのですって。今まで霜柱ができる原理なんて考えたことがなかったけど、こういうことだったのですね!
でも、あの霜柱を踏みつけるときの感覚、たまらないですよね~。踏むとザクッという音がします。あれは霜柱と霜柱の間に空気が入っているからだそうです。
最初にお話しした通り、霜柱は地中の水分が凍って、それが地上に姿を見せるもの。つまり、地中に水分を多く含んでいる所の方が霜柱ができやすいです。例えば、ふかふかの腐葉土に覆われた土地は水分を含みやすいので、霜柱もできやすく、反対に、砂浜のように地中の水分が下へと逃げてしまう場合は、霜柱はできにくいということです。
それから、踏み固められて硬くなった土地よりも、畑のような土が柔らかい所の方が、霜柱は顔を出しやすいのですって。
ちなみに、「全国霜柱MAP」によると、新潟や富山、福井といった北陸地方では霜柱はあまり見られないそう。これは、豪雪地帯はもともと雪が多いので、霜柱ができないことと、冬の間、晴れていることが少ないので、霜柱が発生しにくいからだそうです。
また、比較的温暖な東日本や暖かいはずの熊本・宮崎・鹿児島で霜柱がよく見られるのは意外な感じがしますが、これは火山灰を含む土壌が影響しているそうです。細かい粒子の火山灰でできた土は、土の中に水分を含みやすく、霜柱ができやすいのですって。なるほど、関東ローム層や熊本・宮崎・鹿児島の土壌には火山灰が含まれていますもんね。
霜柱について調べてみたら、意外と奥が深かったわ。せっかくできた霜柱を踏んでしまうのがもったいない気がしてきました!
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参照:日本化学未来館
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イラスト:飛田冬子
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