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2019年12月29日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ダイエットや健康法に詳しいご近所さんから、お茶にお呼ばれしました。そのとき「はい、どうぞ~」と出してくれたのが、見た目がカフェラテのようなコーヒー。
飲んでみるとクリーミーでおいしい! なんでも、ダイエットにいいといわれているMCTオイルが入っているのだとか。コーヒーにオイルを入れることにも驚いたけど、オイルがダイエットにいいってどういうことかしら!?
とても気になったので、調べてみることにしました!
MCTオイルは、ココナッツやパームフルーツなどから取れる、中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)100%の食用油。「MCT」は中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)の頭文字です。見た目は透明で、味や香りにくせがなくさっぱりとしています。
MCTオイルの成分である中鎖脂肪酸は、摂取すると直接肝臓へ運ばれ効率よく消化・吸収されます。摂取すると、いったん体内に蓄積される長鎖脂肪酸(ちょうさしぼうさん)に比べると、分解までの速度が4~5倍も早いのが特徴です。素早くエネルギーとして分解されるため体脂肪としてたまりにくく、太りにくいといわれているのです。
中鎖脂肪酸が体内で分解されると、体は脂肪を代謝する態勢に入るため、空腹を感じにくくなるということもわかっています。過剰な食欲を抑えてくれることも、ダイエットにいいとされている理由の一つ。ちなみに長鎖脂肪酸は、サラダ油や菜種油、オリーブ油などに多く含まれている脂肪酸です。
市販されているMCTオイルは、液状やパウダー状のものなどがあります。取り方は、スプーン1杯(5mL~15mL)をスムージーやヨーグルト、料理に混ぜるだけ! 一度にたくさん取るのではなく、少量を小まめに取るのがおすすめです。そうすることで、空腹を感じにくくなり、結果的に間食が減らせます。
注意したいのが、MCTオイルは一般的な油よりも低温で煙が出る性質があるので、炒めものや揚げ物などには向かないということ。飲み物や料理にそのまま加えるのが適しています。
MCTオイルには、水溶性の食物繊維ペクチンが含まれていて、ペクチンは糖の吸収を遅らせる効果があるので、ダイエットにも有効な成分です。一方で、水分を吸収しやすい性質もあるので、体内で便が柔らかくなり、排出しやすい状態に変わります。MCTオイルを摂取することで自然なお通じになり、腸内環境が整うことが期待できます。ただ、体に合うオイルの量は人によって違うので、最初は少量から様子を見ながら試しましょう。
代謝のことが気になる年齢だけど、いろいろ試しながら自分に合うものを見つけていきたいと思います。MCTオイルは、スーパーなどでも購入できるので、早速明日にでも探しに行こうと思いま~す!
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参照:カラダネ
イラスト:飛田冬子