公開日:2019年05月11日
素朴な疑問
皇居ランナーって何人くらいいるの?

ちょっと早く起きた朝や暇な時は、運動がてら近所をお散歩して回ることがあるんですが、朝早くからハイペースでジョギングする人たちがたくさんいることにビックリさせられます。
世の中では「健康増進法」もあってか運動が奨励されていて、東京マラソンをはじめとしてマラソンの新しい国際大会も誕生していますね。テレビでよく中継される皇居の周りも、多くのランナーが走っていますよね。なんでも皇居は市民ランナーにとても人気のあるランニングコースらしく、出張で日本を訪れている外国人ビジネスマンや観光客なども皇居の周りを走っているそうですよ。
それにしても一体どれくらいの人たちが皇居の周りを走っているんでしょうか? ちょっと気になったので調べてみることにしました。
平日だと最もたくさんの人たちが走っている時間帯は18:00~21:00で、約4,000人のランナーが走っているそうです。オフィス街という場所柄、仕事終わりのビジネスマンやOLさんたちが主な層で、年齢も30代~50代が多いみたい。休日ともなれば時間帯は7:00~18:00の間に広がり、約8,000人の人たちが皇居の周りを走っているそうです。年間では延べ約150万人のランナーが走っているということになるんですって。すごい数ですよね。
皇居ランナーが増えた背景としては、
・皇居の周囲が5kmとなっていて走った距離を計算しやすいこと
・信号もなく高低差も少ないので走りやすいコースだということ
・緑が多く、景観もよいため走っていて気持ちが良いこと
などが挙げられるそうです。
これだけの人数のランナーがいるので、皇居ランナー向けの施設も周辺には多く、「ランニングステーション(もしくはランナーズステーション)」と呼ばれ、有料でさまざまなサービスを受けられるんです。
スポーツグッズメーカーのadidas(アディダス)をはじめ、リラクゼーション専門店のRaffine(ラフィネ)など有名企業が運営するランニングステーションも。ロッカーやシャワーの利用だけでなく、ランニングウエアやランニングシューズ、タオル類、タイムを計るための時計などのレンタル、ランニング専門のスタッフによるアドバイスやインストラクターのトレーニングなど、サービス内容はビックリするほど充実しています。ラウンジスペースでランナー同士の交流もできるので、サークルやイベント参加など、活動を広げていく機会も多いようです。
ランニング(いまはジョギングって言葉は流行らないのかしらね)は1人で黙々と走りこむ孤独なスポーツって思っていましたけど、最近の事情はだいぶ違ってきているようです。老若男女に人気があるのがよくわかりました!
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イラスト:飛田冬子




