切り餅と炊飯器で!もっちり本格中華おこわ
2025.01.152023年08月15日
素朴な疑問
炊飯器の保温の電気代は?電子レンジの解凍と比較!
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近炊飯器を新しくした我が家。長時間おいしく保温できるおひつ機能がついているので、夕飯のときにたくさん炊いてそのまま朝まで保温しています。
でも、いくらラクだからって保温機能ばかり使っていたら電気代が高くなっちゃうんじゃないかしら? 今回は、日本を代表する炊飯器メーカーの一つ、タイガー魔法瓶さんに伺って勉強してきました! なんと今年(2023年)で100周年を迎えるんですって!
炊飯器の保温機能の電気代はどのくらい?
経済産業省資源エネルギー庁が発表した「2023年4月1日 省エネ性能カタログ電子版 」によると、5.5以上8合未満の炊飯器の年間消費電力量は平均83.82kWh、年間電気代は平均2263円となっています。
年間消費電力量をさらに詳しく見てみると、炊飯時は平均162.3Wh、保温時は平均16.50Whとなっており、炊飯時には保温時の約10倍の電力を消費することがわかります。
全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた1kWhあたりの電気代の目安は31円。これを基準にして5.5合炊きの炊飯器で保温をしたときの電気代を計算すると、以下のようになります。
- マイコン式……約0.6円
- IH式……約0.6円
- 圧力式……約0.53円
炊飯器は、加熱方法でマイコン式とIH式、圧力式の3つのタイプに分けられており、それぞれ電気代が変わってきます。
どのタイプも1時間あたりの電気代は安いですが、あくまでも1時間保温した場合なので、長時間の保温によって余計な電気代がかからないよう注意が必要です。
ご飯を電子レンジで温めるときの電気代はいくら?
ご飯を電子レンジで温めるときの電気代は、電子レンジのメーカーや機種、ワット数、ご飯の量や時間によって異なります。
お茶碗1杯分(150g)のご飯を600Wで約2分温めた場合の電気代は約0.6円となっており、保温1時間あたりにかかる電気代とそれほど違いありません。保温を1時間以上するのであれば電子レンジで温めたほうが電気代は安くなります。
ただし、時間差で家族全員分のご飯を電子レンジで温めるなど、何度も電子レンジを使う場合は保温機能を使った方が安くなることもあります。
消費電力量を抑えて炊飯できる「エコモード」や食べる時間に炊き上げるように設定できるタイマー機能など、便利な機能付きの新機種に買い替えるだけでも大幅な節電になる可能性はありますね。
炊飯器の保温機能vs電子レンジ解凍どっちがおいしい?
おいしさはどうでしょうか。炊飯器で保温したご飯と、冷凍保存して電子レンジで解凍したご飯のおいしさは保温時間によって異なります。
長時間保温したご飯は、水分が飛んで固くなったり黄ばんで見た目が悪くなったりするため、おいしさがキープできないことも。電気代の面から考えても、ご飯1杯分を1時間以上保温するのであれば、一旦冷凍しておいて食べるときに電子レンジで解凍するのがおすすめです。
最近の炊飯器には、冷凍用のご飯をおいしく炊くためのメニューがあったり、おひつ保温機能搭載などで長時間保温してもおいしい状態をキープできたりするんですって。古い炊飯器を使っているなら、買い替えもあり、かもね。
冷凍ご飯の解凍のコツについては、こちらの記事もご覧ください。
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参照:TIGER
イラスト:飛田冬子