この間、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました。観たあとも映画の余韻を楽しみたくて、昔買ったCDを出してきて聴くことにたんです。
うっとりしながら聴いていたら、途中ですーっと音が出なくなりました! シュルシュルという回転音は聞こえるのに、音がまったく聞こえてきません。おかしいな? と思ってCDを出して確かめてみると、CDの表面に小さな穴が開いています。これが原因でしょうか? CDって、登場した時には100年もつという話だったけど違ったの? ちょっとびっくりです。
そこで、CDの寿命は何年位なのか調べてみることにしました。いつでも聴けると思っていた大好きなCDが、突然聴けなくなるなんて困りますからね。
音楽を収録したCDは、「光ディスク」と呼ばれています。「光ディスク」は、プレーヤーから出るレーザー光をディスクに照射することで、デジタルデータを読み取り音楽を再生しています。
針がレコード盤の上で回転して音が出るレコードに比べると、CDはすり減ることがなくて寿命が長いのは事実なのだそうです。けれども、耐久年数の試験基準などはなく、実際に100年もつのかどうかを実証するのは難しいのだそう。(そうだったのね~)
CDから音が出なくなるなどの症状が、どれくらいの割合で起きるかなどもわからないのが現状で、最近では、耐用年数は100年よりもずっと短いのでは? ともいわれています。う~ん、CDで所有していれば長い間楽しめると思っていたので、ちょっと残念です!
では、CDを長持ちさせる方法ってあるのでしょうか? せめて今持っているCDは、できるだけ長く楽しみたいですよね。
CDを長持ちさせるためには、ふだんの扱い方が大きなポイントになります。データが記録された裏面を傷つけないようにしたほうがいいのはもちろんなのですが、ラベルが貼られた表面も同じように傷つけないようにしたほうがいいのだそう。
CDはケースに入れ垂直に立てた状態で保存し、手に持つときは縁だけを持つようにします。また、CDを置くのは、涼しくて乾燥した場所が適しています。CDをケースから出した状態で重ねて置いたりするのは、厳禁ですよ~! (これよくやってました! 反省)重ねて置くとCDを保護している樹脂層に傷がつきやすくなり、劣化を早める原因になってしまいます。
丈夫で長持ちすると思い込んでいたCDですが、デリケートなのですね。これからはもっとていねいに取り扱うようにしたいと思います。
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イラスト:飛田冬子
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