50代女性におすすめの資格・定年のない仕事を紹介!
2023.04.032023年07月25日
素朴な疑問
栄養士と管理栄養士の違いって?仕事内容・資格は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ご近所さんたちと井戸端会議中、お隣さんが一念発起して管理栄養士の資格を取得すべく奮闘中という話になりました。ワタシが「あれ?今までも栄養士さんじゃなかった? 」と聞くと「そうよ。今後の転職のことも考えて、管理栄養士を目指そうと思うの」ですって。
管理栄養士と栄養士って同じじゃないのかしら? どう違うのか気になるので、調べてみることにします!
栄養士と管理栄養士の違い
栄養士と管理栄養士は、どちらも給食や医療の現場で活躍する食と栄養の専門家です。個人もしくは集団に対し、栄養指導(食事や栄養に関するアドバイス)と食事管理(栄養素計算・献立作成)を行います。
資格の名称や業務内容が似ているため混同されがちですが、主に3つの違いがあります。
1)業務を行う対象
栄養士と管理栄養士は、業務を行う対象が以下のように異なります。
- 栄養士:健康な人が対象
- 管理栄養士:健康な人だけでなく病気や怪我をした人も対象
栄養士は主に健康な人に対して栄養指導や給食の運営などを行うのが仕事です。
それに対し、管理栄養士は病気や怪我をした人、高齢者などあらゆる人を対象にして栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。
2)仕事内容
どちらも病院や工場などの事業所、小中学校、児童福祉施設、社会福祉施設、介護施設などで働きますが、栄養士よりも管理栄養士の方が行える業務や責任の範囲が広いのが特徴です。
例えば病院で働く場合、栄養士が主に調理など食事の提供業務や栄養バランスのとれたメニューの作成を担当します。
一方、管理栄養士は患者さん一人ひとりに合わせた栄養管理や栄養指導を行うほか、診療報酬の算定対象となる栄養管理や栄養指導など、給食施設全体の運営管理的な業務を多く行います。
3)資格取得までの過程
栄養士・管理栄養士になるには、高校卒業後に栄養士もしくは管理栄養士養成施設で学び、所定の単位を取得・卒業しなければいけません。
- 栄養士…栄養士養成施設で学ぶことで卒業と同時に都道府県知事の免許を受ける
- 管理栄養士…管理栄養士養成施設での単位取得後に管理栄養士国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受ける
また、栄養士養成施設を卒業して栄養士として所定の期間実務経験を積んで、管理栄養士国家試験に合格すれば、管理栄養士になることが可能です。
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参照:京都栄養医療専門学校
イラスト:飛田冬子