- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- 病院とクリニック(診療所・医院)の違いって?
素朴な疑問病院とクリニック(診療所・医院)の違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近胃の調子が悪いので、病院に行って検査してもらおうと思っています。やっぱり大きい病院のほうが何かと安心かしら、と探していたら……。
主人は「まずはクリニックのほうがいいんじゃない?」と言ってきました。病院とクリニックって、呼び方が違うだけじゃないの? 主人曰く「明確に差がある、でも詳細は知らん」ですって(げんなり)。仕方ないので、早速調べてみました!
何が違うの?病院とクリニック(診療所・医院)
病院とクリニック(診療所・医院)は、両方とも医療機関ですが、厳密にいうと以下のような違いがあります。
- 入院できるベッド(病床)数
- 診療科の数
- 最低医師数
病院とクリニックの最大の違いは、その医療機関が持つ「病床数」です。
入院施設にあるベッドの数が20床以上の医療機関が病院、19床以下の医療機関がクリニックと定義されており、入院設備がないクリニックも少なくありません。
病院の中でも、先進的な医療に取り組む特定機能病院や、地域医療の要となる地域医療支援病院、外来医療を中心とする一般病院などに分けられます。
また、病院とクリニックは病床数以外にも経営上のルールに違いがあります。
病院には複数の診療科があり、医師の数は3人以上必要です。さらに病院には当直義務もありますが、それに対してクリニックは診療科が複数ある必要もなく、医師の数は1人以上、当直義務はありません。
看護師の配置は、病院、クリニックともに入院患者3人に対して1人なので、無床診療所では看護師を配置する必要が法律上ないということになります。
病院とクリニック(診療所・医院)と病院の使い分け
クリニックと病院はどちらも医療機関ですが、病院では大きな病気や急速に症状が悪化する病気やケガの診療を、クリニックでは軽い症状の病気やケガ、慢性的な病気を診療する「かかりつけ医」としての役割を担っています。
担う役割自体が異なるため、上手に使い分けることが大切です。
なお、200床以上の大きな病院では、クリニックや他の病院の紹介状なしで受診する場合、医療費以外に「選定療養費」が発生することもあります。これは、長くなりがちな病院の待ち時間を減らすために国が導入したものです。
初診の場合は5000円以上、再診でも2500円以上かかってしまうので、紹介状を持たずに大きな病院を受診する際は、事前に金額を確認しておきましょう。
※この記事は2023年2月の記事を再編集して掲載しています。
■人気記事はこちら!
参照:Doctors File
イラスト:飛田冬子
-
動画 2024.11.24
【ハルメクラジオ】玉置妙憂のコトノハメクリ
-
美と健康 2024.01.17
耳の不調を感じたときの病院のかかり方・補聴器選び
会員限定 -
特集 2021.06.28
美容医療でシミ・しわ・たるみ・イボを解決
-
美と健康 2024.09.24
【シミ・肝斑治療】50代読者ビフォー・アフター
-
素朴な疑問 2022.06.06
発疹、湿疹、蕁麻疹(じんましん)の違いって?
-
トピックス 2023.03.08
素朴な疑問ランキング ベスト100
- いいね 0
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
スマホで医師に健康相談
24時間365日OK!30秒以内に医師・看護師・薬剤師などの医療チームがあなたの「健康相談」に応答してくれる♪ -
最高のワイナリーツアー♥
家族・友だちと!雰囲気バツグンの熟成庫見学・高価な貴腐ワインのテイスティングはいかが?お得なクーポンも! -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!