更年期以降の女性はまぶたのたるみ(眼瞼下垂)に注意
2023.11.102020年10月20日
素朴な疑問
黒目はみんな同じ大きさって本当?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です!
「黒目がちのパッチリした瞳になりたい」と、娘が黒目が大きく見えるというカラーコンタクトを買ってきました。「もともと黒目が大きい子って得だよね~」とガールズトークをしていたら。
ダンナさんが「黒目の大きさはみんな同じらしいよ」と問題発言。まさか、そんなわけないでしょ! と思いつつ、気になったので調べてみました。
本当!? 黒目がみんな同じ大きさ!?
黒目の大きさは、人によって違うと思い込んでいたワタシ。調べてみて、びっくりしました。人間の眼球や黒目の大きさに、個人差はないんですって。黒目は、老若男女問わず、11mmから12mmの間なのだそう。
とあるテレビ番組で、5歳から80歳までの男女50人を対象に黒目の大きさを測定した結果、全員の黒目が11mmから12mmの間でした。みんな本当に黒目の大きさはほぼ同じだということがわかりました。
ちなみに、赤ちゃんの黒目が大きいと感じるのは、大人より顔が小さいからなのだそう。小顔だと黒目が大きく見えるってことかしら。
黒目の大きさが違って見える理由
人によって黒目の大きさの見え方に差があるのには、理由があります。大きな理由は、まぶたを開ける筋肉の強さの違いです。まぶたの筋肉が弱い人は、まぶたが下がって黒目が隠れるため、小さく見えます。筋肉が強い人は、まぶたがしっかりと上がるため、黒目が隠れません。上まぶたの皮膚が目頭にかぶさっている一重まぶた、奥目、加齢でまぶたの筋力が弱ってしまう「眼瞼下垂(がんけんかすい)」なども、黒目が小さく見える理由といえるでしょう。
黒目の大きさの違いは、実際の大きさの違いではなく、まぶたの重なり方によって小さく見えているだけです。つまり、まぶたの筋力が黒目の大きさを左右していると言えます。
ここで黒目を大きく見せるコンタクトレンズ(サークルレンズ)以外で、黒目を大きく見せる方法を紹介します。「眼輪筋」という目のまわりの筋肉を鍛える「黒目体操」です。
まぶたを閉じる際に使う筋肉が、眼輪筋です。上まぶたから下まぶたにかけて、まぶたの周囲を同心円状に取り囲むように付いていて、これが収縮することでまぶたが閉じられます。眼輪筋が衰えると、まぶたを支える力が弱くなるので、たるみの原因になり、まぶたが下がって目が小さく見えてしまいます。以下で紹介する黒目体操で眼輪筋を鍛えましょう。
「黒目体操」のやり方
- 両手で額を押さえて、額を動かさないようにする。
- 目をできるだけ見開いて、両目で右上を見る。黒目を右から左へ、5秒ほどかけて移動させる。
- また5秒ほどかけて、今度は黒目を右へ移動させる。
※1~3の動きを2、3往復くり返す。
ポイントは、目の筋肉以外は動かさないこと。額の筋肉は、目の動きにつられてしまいがちなので、額のシワを伸ばして押さえるよう、意識するとよいでしょう。眼輪筋を鍛えると、まぶたや目の下のたるみの解消効果が期待できるそうです。また、同時に目玉を動かす「外眼筋」も鍛えられるため、視力の回復も期待できるそう。
目って、人の印象を左右しますよね。黒目がしっかり見えるように、ワタシも眼輪筋を鍛えようと思いました。
※この記事は2020年10月の記事を再編集して掲載しています。
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参照:東洋経済オンライン
イラスト:飛田冬子