我慢は不要!冷房シーズンの電気代節約術の新常識3つ
2022.06.252023年05月22日
素朴な疑問
冷房と除湿の違いは?電気代がお得な方と使い分け!
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、電気代が高くてどうにか節約できないか悩んでいるワタシ。「この調子だと、今年の夏はエアコンをつけっぱなしにしないほうがよさそうね」なんて考えていると、ふとある疑問が浮かびました。
冷房と除湿ってあるけれど、どっちが電気代はお得なのかしら? 今までなんとなく使っていたけれど、どう違うのかよく知らないわ。本格的な夏が来るまでに調べておかなくっちゃ!
冷房と除湿の違い
エアコンの「冷房」と「除湿」は、どちらも暑い季節を快適に過ごすための機能ですが、両者には以下のような違いがあります。
- 冷房:室内の「温度」を下げるための機能
- 除湿:室内の「湿度」を下げるための機能
両者の違いは、温度と湿度のどちらを下げることを優先するか。
冷房機能は設定温度まで室温を下げるよう温度を重視して働きますが、除湿機能は室内の湿度が目標の値になるまで、できるだけ温度を下げないように働きます。
基本的な仕組みは同じで、室内の暑い空気を取り込んで冷やし、室内の水分を結露させて水にすることで、室外へと排出します。それと同時に冷えた空気・乾いた空気を室内へ送り返しているのです。
ちなみに、除湿機能には主に空気を冷やして湿度を下げる「弱冷房除湿」と、冷やして湿度を下げた空気を温め直してから室内に送り出す「再熱除湿」の2種類があります。再熱除湿の方が除湿効果は高いですが、電気代がやや高くなります。
冷房と除湿は状況で使い分けがおすすめ!
「冷房」機能と「除湿」機能は、以下のように使い分けるのがおすすめです。
- 冷房:真夏などで「温度」を下げたいとき
- 除湿:梅雨などで「湿度」を下げたいとき
室温が高く、暑いと感じるときに冷房機能を使うことで、部屋全体の温度を一気に下げられます。
一方、除湿機能は梅雨などで湿度が高いときに向いています。湿度50〜60%ほどに設定すると、快適に過ごせておすすめです。洗濯物を部屋干しするときも、エアコンの除湿機能を使うと乾きが早くなります。
冷房と除湿は機能の消費電力に大きな差はありませんが、適切な場面で使わないとムダな電気を消費してしまうので注意が必要です。
どちらを使うべきか迷ったときは、湿度計を活用するのがおすすめ。湿度50〜60%を超えるときは除湿機能を使った方がよいでしょう。
また、使用する環境や設定によって電気代が異なるため、どちらがお得とは一概にはいえません。使用目的などによって上手に使い分けて、効果的にエアコンを活用しましょう。
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イラスト:飛田冬子