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2021年07月07日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
お友達に「エアコンはフル稼働する前に試運転をしておいた方がいいわよ!」なんて言われたけど、それって必要なのかしら?
そこで、パナソニック エアーマイスターの福田風子さん(パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品センターエアコン商品企画担当)に、エアコンの試運転の必要性とお手入れ方法を伺いました!
2021年5月にパナソニックが550人の男女に行った「2021年エアコン稼働の実態調査」では、今年すでに冷房・除湿を利用した人が約3割いました。使用目的は、「暑さを感じたため」と回答した人が約半数を占めており、「試運転のため」とした人が2割に満たないという結果でした。
ですが、エアコンを稼働した人の約4割がエアコンになんらかの不調を感じています。そうしたトラブルを防ぐためにも、不具合を確認する「試運転」はとても大事なのですが、試運転の意識はまだ浸透していないのが実状です(エアコンを使用した人の約3割が「お手入れはしていない」という結果も見られました)。
ちなみに何が不調と感じたかについては、「風が臭かった(33.5%)」、「エアコンの効きが悪かった(13%)」の他、「風が出なかった」「エアコン本体から水漏れした」「タイマーが点滅した」などがあり、さまざまなトラブルが発見されています。
なるほどね。福田さんの話を聞いて、試運転が大事ってわかったわ。トラブルを早めに対処できる「試運転」で、真夏のフル稼働に備えておきましょう!
エアコンの正しい試運転方法も、福田さんに伺いました。
エアコンは、効率的な運転や長期的に使用するためのフィルターのお手入れが必要不可欠です。仮にエアコンフィルターの掃除を1年間怠った場合、目詰まりによって年間で約25%も電気料金を無駄遣いすることにつながったという実験結果もあります(パナソニック調べ)。
では、福田さんに、エアコンフィルターのお手入れ方法をタイプ別に教えてもらいます。
特にしばらく掃除をしていなかった場合はフィルターの汚れがひどいこともあるため、マスクをして窓を開けて換気をしながら掃除を行いましょう。
まずエアコンのフィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取ります。油汚れやたばこの汚れ、臭いがあるときは、柔らかいスポンジで優しく拭くように水洗いをしてください。ひどい汚れのときは、薄めた中性洗剤で付け置きしてから洗うのがおすすめです。
また、カビは胞子を飛ばさないように丁寧に洗いましょう。洗浄後は、直射日光やドライやーで乾かすのを避け、広げた新聞紙の上に立てかけて陰干しをします。
自動お掃除機能搭載モデルでも、本体にダストボックスを備えている機種が多いため、忘れずにたまったホコリを取り除きましょう。また、油やたばこ、長期間の使用によるガンコな汚れは取り切れないため、きちんとフィルターを取り外して水洗いをするのが大切です。ひどい汚れは、薄めた中性洗剤で水洗いをして陰干しして十分に乾かしてください。
定期的なメンテナンスこそが電力の節約やエアコンの寿命を延ばすためには重要ですね!
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監修
パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品センターエアコン商品企画担当
パナソニック エアーマイスター 福田 風子さん
イラスト:飛田冬子