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更新日:2023年06月23日 公開日:2021年06月30日
自宅でできる!プロの掃除・片付けワザ・2
家事代行サービス「カジタク」に所属する山口奈穂子さんが、おうちの掃除・片付けのコツを紹介する連載企画。今回のテーマは「エアコン掃除」です。汚れの原因や掃除におすすめの時期、自分でエアコン掃除をするときの注意点を紹介します。
こんにちは。「カジタク」山口奈穂子です。
暑い夏に欠かせない、エアコン。気温・湿度が上がるこの時期、久しぶりに使用し始める人が多いと思いますが、見た目はキレイに見えても、実はエアコンの中が汚れていることが多いため、注意が必要です。
エアコンは、吸い込んだ空気の温度を内部の熱交換器によって変えて吹き出す機械です。部屋の空気を吸い込む際に、ホコリも同時に吸い込むため、エアコン内部にもフィルターでは取り切れない微細な「ホコリ」が残ってしまいがち。
また、内部で熱交換をする際に、温かい空気と冷たい空気が同時に存在することで、冬に窓に発生する結露のような状況が発生します。水分は外に排出される仕組みですが、一部はエアコン内部に残って、「湿度」が上がる原因となります。
カビ菌が好む環境は、「湿度」が高く、20~35℃の「温度」で、エサである「ホコリ(汚れ)」があるところです。
そのため、高温多湿になる梅雨や夏は、まさにエアコンの内部にカビが繁殖しやすい環境といえます。長期間エアコンの掃除をしないまま稼働させると、ホコリをまき散らすだけでなく、カビが発生する原因にもなってしまう、ということです。
もし、エアコン下部の羽(ルーバー)に黒いポツポツ(=カビ)がついているようなら、すでにエアコン内部でカビが繁殖しているサインです。
エアコン掃除をする理由は、大きく分けて2つあります。
理由の一つ目は、健康面です。エアコンから吹き出るホコリやカビを吸い込むと、咳やくしゃみが出て、夏型過敏性肺炎などの呼吸器系疾患につながる可能性もあります。
もう一つの理由は、経済面です。内部の汚れによってエアコンの運転効率が下がり、冷暖房の効きが悪くなると同時に電気代が増えます。またエアコンに負担がかかると故障の原因になったり、エアコンの寿命を縮めることにもつながります。
このように、汚れたエアコンを使い続けると、健康面・経済面で不利益を被ることとなってしまうのです。
カビの影響を考慮すると、エアコン内部の掃除をする頻度は、1~2年に1回程度が目安です。ただし、夏や冬にエアコンをつけっぱなしにしているご家庭では、年に1回掃除するのがおすすめです。
上で書いた通り、冬よりも高温多湿な夏の方がカビが繁殖しやすい環境であるため、「夏にエアコンを使う前」がエアコン掃除のベストな時期といえます。
エアコンの内部を本格的に掃除するとなると、準備や片付けも含めるとプロでも2時間くらいは必要です。自分でエアコンクリーナーなどを使って掃除する場合、数時間必要となるケースも……。
急に暑くなって気温が急上昇したときに、万が一エアコンがすぐに使えないとなると、熱中症のリスクが高まります。暑さが厳しくなる夏になる前に、早めに試運転をして、以下の3点を確認しておきましょう。
もし、これらの項目で当てはまることがあれば、早めにエアコン掃除をしましょう。
エアコンは精密機械ですから、本格的なエアコン内部の掃除はプロに依頼することをおすすめします。プロは内部構造を理解して、専用の機材や道具・洗剤を準備した上で、訓練を経てからエアコン掃除を実施しているので安心です。
ただし、自分で掃除できる部分もありますので、そこは積極的に実施しましょう。ホコリや汚れを取り除くことは、カビの発生を防ぐためにも大切な作業です。
エアコン掃除で、自分でできる部分は、本体カバーやフィルター部分となります。
特に、汚れやすいフィルターは2週間に1度を目安に掃除するようにしましょう。
エアコン掃除は、頭よりも高い不安定な場所で作業する必要があるため、事前の準備が大切です。また、エアコンに付いたホコリやカビを吸い込まないように、できるだけマスクをして作業しましょう。
(1)エアコン掃除の準備
(2)エアコン表面の掃除
【準備するもの】
【掃除の方法】
(3)フィルターの掃除
【準備するもの】
【掃除の方法】
(4)室外機の掃除
【準備するもの】
【掃除の方法】
これらのエアコン掃除とあわせて、もしリモコンが汚れている場合は、使い捨てのウェットシートで拭き取りましょう。薄手のシートだと、ボタン周りなどの細かい部分が掃除しやすいです。重曹水やセスキ水を使うと、手垢をきれいに取り除けます。その場合もリモコンに直接吹きかけず、薄手のクロスに染み込ませてから拭くようにします。
もし、エアコン洗浄スプレーなどを用いて自分でエアコン内部を掃除したい場合は、以下の注意点を踏まえたうえで、自己責任で行う必要があります。
ただ、エアコンが精密機械であること、高額であること、高所にあることから、総合的に考えて、エアコン内部の掃除はやはり、知識や経験のある人に任せるのがおすすめです。
自分で掃除する場合は、専門業者のプロと比較すると、汚れ除去の成果・スピードなどにどうしても差が出ると思います。市販のエアコンクリーナーやエアコン洗浄スプレーでは、汚れ残りやすすぎ残りが起こりやすいため、「根気」も必要となってきます。
防カビ・抗菌などを謳ったエアコンクリーナーを使用しても、掃除後にカビ臭さが気になる場合、自分で落とせない汚れがエアコン内部(熱交換器など)に発生しているということなので、無理せずプロに依頼するようにしましょう。
自分でできるフィルターなどの掃除も、高所作業を伴いますので十分注意してくださいね!次回は、キッチン排水溝掃除のコツをご紹介します。
文:「カジタク」山口奈穂子 編集:竹下沙弥香(ハルメク365)
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