公開日:2022年10月29日
素朴な疑問
中華そばとラーメンの違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
家族でラーメンを食べに行ったときのこと、メニューに「中華そば」と書いてあって疑問が……。中華そばとラーメンって違うのかしら?
作り方や味は同じような気がするけれど……気になったので、調べてみました!
中華そばとラーメンは同じ料理

ラーメン屋さんの看板やメニューには「中華そば」と「ラーメン」という2種類の表記がありますが、同時に書いてあることは少ないですよね。
といっても、実はこの2つに明確な違いはなく、同じ料理なのです。
中華そばはあっさりした中華麺、ラーメンは豚骨や塩、醤油などさまざまな味があるというイメージを持っている人も多いのですが、基本的に同じものとなります。
中華そばとラーメンの呼び名が違うのは時代の変化

日本にラーメンが本格的に上陸したのは明治時代だといわれています。その当時は、日本のそばとの区別をつけるために「南京そば」と呼ばれていました(南京は江戸時代の明[中国]の首都)。
その後、「支那そば」と呼ばれていた時代もありましたが、中国政府からの抗議によって「中華そば」へと変化していったのです。
また、昭和33年に発売された世界初の即席麺である「チキンラーメン」が誕生してからは、「ラーメン」という呼び名で呼ばれるようになったという歴史があります。
地域によって、「支那そば」「中華そば」「ラーメン」と呼び名が違うのは、ラーメンが普及した時代によります。
例えば、和歌山では昭和20年の後半から昭和30年代にラーメン店が増えていったことから、「中華そば」と呼ばれていた時代の名残でそのまま中華そばと言われているのです。
お店や地域によって呼び名が違うけれど、同じものであるということがわかりました!
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参照:Pouch
イラスト:飛田冬子




