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2022年08月13日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
娘から「お母さん、エモいって、いろいろな意味があるの知ってた?」と言われびっくり!てっきり英語のエモーショナルと同じ意味だとばかり思っていました……。
じゃあ、エモいにはどんな意味があるのかしら? 気になったので、調べてみました!
エモいは、「感動した!」「切ない!」「懐かしい!」「なんとも言えない!」という気持ちのときに使う言葉で、明確な意味はなく、心が大きく動かされたときなどにその気持ちを表現するために使用します。
「昨日のドラマのラストシーンはエモかった」「小学校の友達に会って話しててエモさを感じた」というふうに表現します。
特に、エモいがよく使用されるのは、レトロな写真風景やセンチメンタルな音楽を聴いたときなどです。懐かしい気持ちや切ない気持ちを感じるような写真や音楽に心を動かされたときに、エモいという言葉が出てくるのです。
エモいの語源は2つあると言われています。
日本語の「えもいわれぬ」は、なんとも言い表せないという意味で、エモいはこの言葉から派生したのではないかと言われています。
アメリカのロックミュージックの一つである音楽ジャンルの「Emo」は、21世紀頃に日本でも流行し、その哀愁的な音楽性から「心が動いた」という意味合いでエモいという言葉が音楽業界で使用されていました。
その後、日常生活でも同じように哀愁的な場面でエモいという言葉が使用されるようになったと言われています。
エモいは「今年の新語2016」の2位に選ばれていますが、1位に選ばれたのが「ほぼほぼ」でした。
その際に、選考委員で日本語学者の飯間浩明さんが、エモいは古語の「あはれ」と同じ意味を持つという見解を示すツイートをして話題になっています。
「あはれ」は「しみじみとした情緒。味わい」「心ひかれること。慕わしいこと。いとしさ」「感動を受けるさま。立派だ。感心だ」という意味があります。
複雑な感情を表す「あはれ」という言葉は、現代の「エモい」と似ているというのもうなずけますね。
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参照:東洋経済ONLINE
イラスト:飛田冬子