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2022年07月11日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
お化粧をしているときにふと「シミが増えた気がする……」と気になり、シミ取りの治療をするべきかしらと悩んでいるのですが、シミには種類があってその種類ごとに治療方法が違うって聞いたことがあるわ。
肝斑(かんぱん)、シミ、そばかすという言葉を聞いたことがあるけれど、何が違うのかしら?気になったので、調べてみました!
肝斑はシミの一種ですが、一般的に「シミ」と呼ばれるものとは少し違います。
肝斑は、左右対称に現れるのが一般的で、頬から鼻やあごの先まで広がってしまうこともあります。ぼやっとした薄茶色で、主な原因は女性ホルモンの乱れといわれています。
しかし、肝斑ができるメカニズムはすべて解明されているわけではなく、妊娠、出産、ピルの服用に加えて過度なストレスなど、原因はさまざま。
30代頃から症状が現れる人が多く、閉経後に少しずつ薄くなっていくのが特徴です。
シミは、肝斑のように左右対称に現れるものではなく、片方の頬にだけ現れることもあります。輪郭がはっきりしていて、茶色い楕円形なのが特徴。
原因は紫外線とターンオーバーの乱れです。紫外線を浴びて増えたメラニン色素がターンオーバーが正常に行われないことで排出されずに、色素沈着してしまうのです。
年齢を重ねるごとに目立つようになるため「老人性色素斑」とも呼ばれています。
多くは30代後半~40代で目立つようになり、徐々に増えていくのが特徴です。
肝斑とシミではそれぞれ治療法が異なります。
肝斑には内服薬の服用が効果的とされています。色素沈着を抑制する効果のあるトラネキサム酸によって体の内側からケアしていくのです。
また肝斑には、例えば特殊なレーザーを弱い力で照射していく「レーザートーニング」がオススメ。
レーザートーニングは、何度も照射してメラニンに穏やかに働きかけることで肝斑を少しずつ薄くしていく必要があり、肝斑の改善には数回の治療が必要となります。
シミは肝斑と違って一般的なレーザー治療が有効です。レーザーの熱でメラニン組織の細胞を破壊していきます。そのため、肝斑の治療のように何度も通院する必要はなく、一度の治療でほとんどの場合シミを除去することができます。
シミ治療のレーザーは、照射した後に軟膏を塗って保護テープを貼る必要があります。その後かさぶたとなり、1週間ほどで自然に剥がれ落ちていきます。
レーザー治療をすると、1か月ほどたったときにシミが一時的に濃くなることがありますが、炎症性色素沈着によるもので、徐々に薄くなっていきます。
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参照:LUCIA CLINIC
イラスト:飛田冬子