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素朴な疑問神職になるにはどうするの?
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こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
御朱印ブームやパワースポットブームで、神社が注目されることが多いですね。神社は全国にたくさんあるけど、どんな仕事をしているのかしら。気になるので調べてみます!
神職(しんしょく)とは?
初詣や七五三、結婚式や地鎮祭、お祭りなど、「神道(しんとう、しんどう)」の行事は私たちの身近にあります。
神道は、自然と関わり合いながら生活してきた日本の暮らしから生まれた民族宗教です。自然現象に神々の働きがあると考え、風の神、海の神、山の神、衣食住をつかさどる神など、「八百万(やおよろず)の神」と言われるように、多種多様な神様がいるとされてきました。
その神道の祭りを行う場所が「神社」で、神社で祭儀を行う人が「神職」です。神職は「神社に祀られた神様に仕え、奉仕する人」として、神様と地域住民や参拝者との仲を取り持つ役割を担います。
神職は、普段どんな仕事をしているのでしょうか。
朝、まずは本殿や境内を清掃し、祝詞(のりと)を唱える「朝拝」を行います。日中は、神社の規模にもよりますが、参拝者の対応やお守りなどの物販、地鎮祭や結婚式などの祭祀や儀式を行います。そして、夕方には、一日の感謝の気持ちを込めて「夕拝」を行います。
普段は、儀式よりも事務などの裏方仕事が多く、穢れを払い清める「清掃」が、一日を通して大切な仕事となっています。
ちなみに、神職のことを「神主(かんぬし)」や「宮司(ぐうじ)」と総称することが多いのですが、正式な神職の階級は、高い順から「宮司」「権宮司(ごんぐうじ)」「禰宜(ねぎ)」「権禰宜(ごんねぎ)」「出仕」となります。
神職になる方法
神職になるためには、全国約8万社の神社を包括する「神社本庁」が発行する神職資格取得に加え、神社に奉職するのが条件になります。なお、実家が神社でなくても、社会人や女性でも大丈夫です。
資格取得には、下記の通り、3つの方法があります。
- 全国に2校ある神道系の大学で単位を取得する。社会人向けの夜間講習もあります。
- 神職の養成所で学ぶ。全国で5か所ありますが、年齢制限や住み込みなどの条件があります。
- 神社などの推薦を得て、神道学専攻科・養成講習会で学ぶ。
上記、いずれかの方法で資格を取った後は、奉職先(勤め先)を探します。縁故が多いので、人脈や情報収集がポイントとなります。また、多くの神社は小規模で神社経営だけでは生計を立てることが難しいため、副業をしたり、複数社を兼務することもあります。
ちなみに、大きな神社では、社務所の受付や祭儀で舞を踊る「巫女」を見かけることがありますが、巫女の資格はなく、神社ごとに設けられています。
神職が常駐していない神社は、7万社もあると言われています(つまり宮司を兼務しているということのようです)。神職不足が起こっている一方で、過疎化などで神社の経営が成り立たないという現状があります。地域の風習や文化を守る意味でも、神社や神職の存在が大切ですね。
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参照:神社本庁
![地元の神社に祀られている神様を知っていますか?](https://halmek.co.jp/media/uploads/f7d7cba23bd762c3426a0753d72017301637730410.2152.png)
イラスト:飛田冬子
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