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2021年11月17日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、雑誌で各都道府県の県庁が隠れた観光スポットになっているという記事を読みました。確かになかなか行く機会もないし新しい発見もあって楽しそう。でもその中に、東京都の県庁所在地が「東京」と書かれていたんです。他の都道府県は市の名前なのに、東京都だけなぜ「東京」なのでしょう? さっそく調べてみました!
東京都の県庁所在地が「東京」と表記されている理由が、東京都政策企画局のサイトで解説されているのを見つけました。
都道府県庁は、条例で所在地を定めるよう地方自治法で決められているそうです。それは東京都も例外でなく「東京都庁の位置を定める条例」により、都庁の所在地は「東京都新宿区西新宿二丁目」と定められています。
なぜ「東京都の県庁所在地は東京」という認識が広がったかについては諸説ありますが、東京都政策企画局では二つの理由を挙げています。
1つ目の理由は現在東京23区のある地域が、昭和18年までは東京市と呼ばれていたことに由来するというもの。
2つ目の理由は、学校などで使用されている地図上の表記が「東京」になっているから。この背景には、国土地理院の発行する50万分の一の地図には「市町村の名称はすべて表示する」「都道府県庁の位置は◎で表示する」という決まりがあります。しかし都庁の所在地である新宿区は市町村ではありません。そのため、便宜上の総称として「東京」という表示をしたものが広がったのではないかと考えられているそうです。
なるほど、確かにそう考えると納得できる理由ですよね。いろいろと調べているうちに、都庁にも興味が湧いてきちゃいました。見学で訪れるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
東京都庁は、基本的に予約不要かつ無料で見学することができます。中でも人気なのが第一本庁舎45階にある展望室です。地上202mの高さからの眺望は、観光スポットとして多くの人が訪れています。東京スカイツリーや東京タワーはもちろん、新宿エリアの高層ビル群など、大都会を存分に堪能できます。快晴時には、富士山も見られます。
南展望室には草間彌生さんが監修した「都庁おもいでピアノ」が設置されており、誰でも演奏することができます(1人5分以内)。展望室のあるフロアには、東京限定グッズや軽食を提供するカフェなども併設されているので、ランチタイムに合わせて行くのも良いですね。
都庁には他にも本格的なレストランから職員食堂、東京ならではのグッズを販売しているショップなどがあり、いずれも一般見学客が利用できます。観光情報センターも併設されているので、東京旅行の拠点としても活躍しそうです。
都内に住んでいてもなかなか行く機会のない都庁ですが、この機会に行ってみたくなっちゃいますね!
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参照:東京都政策企画局
イラスト:飛田冬子