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素朴な疑問新500円玉は何が変わるの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
大河ドラマで話題の渋沢栄一さんが福沢諭吉さんと交代するなど、2024年にお札の絵柄が20年ぶりに刷新されますね。そんな会話をご近所さんと話していたら「今年中に500円玉だけ新しくなるらしいわよ」と聞いてビックリ。全然知らなかったわ、いったいどう変わるのかしら。さっそく調べてみようと思います!
新500円玉はどう変わる?
新500円玉は、増加するお金の偽造を防止するため、偽造されにくい素材や特殊技術が採用され、2021年11月をめどに発行開始されることが財務省から発表されています。
2021年9月現在、流通している500円玉はニッケル黄銅でできていますが、新500円玉では3種類(ニッケル黄銅、白銅、銅)の金属を使っています。注目は、「バイカラー・クラッド」という特殊技術。これは、2種類の金属をサンドイッチのように挟んだ円板を、異なる金属を使ったリングの中にはめる合わせる技術です。見た目は2色で、中身は3層構造ってわけね!
また、現500円玉の側面には斜めのギザギザが入っていますが、新500円玉ではギザギザの一部をあえて不揃いにした「異形斜めギザ」にすることで、より複雑な造形になっています。この異形斜めギザが大量生産の通貨に採用されるのは世界初なんですって。
他にも、表面の縁に微細文字が刻まれていたり、角度を変えることで文字が見え隠れしたり、髪の毛より細い線で加工がされていたりと、犯罪に悪用されないように、ありとあらゆる工夫がほどこされています。日本の匠の技が集結した最先端の硬貨って感じね!
500円玉の歴史
500円玉が刷新されるのは20年ぶりで、今回が3代目になります。初めて500円玉が登場したのは、1982年のこと。それまでは岩倉具視の肖像画が印刷された500円札が使われていましたが、100円玉の利用頻度が多いことや、自動販売機の普及を受けて硬貨に変更されることになったんだそう。
ところが、500円玉の偽造が横行し、2000年に初代の白銅からニッケル黄銅に素材が変更され、側面に斜めギザを入れるなどの偽造・変造防止策を施した新型に変更されました。
今回は、その流れをさらに強化するための刷新で、当初は2021年の上期に発行される予定でしたが、コロナ禍でATMや自動券売機などの対応が遅れたため、このたびようやくお披露目されることになりました。
2色の新500円玉、偽造防止だけでなくデザインもカッコよさそう! 本物に出合える日が楽しみね。ちなみに現500円玉も引き続き使えるそうなので安心ね。
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参照:財務省
イラスト:飛田冬子
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