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2021年09月21日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
さまざまなウイルスから感染を予防するために免疫をつけるワクチンですが、接種後に何かしら体が異変を起こすことがありますよね。それは人によってさまざまで、まったく何の反応もない場合もあります。最近では新型コロナウイルスのワクチン接種後の反応が話題になりましたが、人によって「副作用」と言ったり、「副反応」と言ったりする場合もあり、混同しがち。違いは何かしら、調べてみました。
実は、「副作用」と「副反応」、この2つの言葉には、それぞれ異なる意味があります。
広義では、ワクチンを含む医療品や手術などのあらゆる医療に関して、有害なもの、無害なものに関わらず、主作用(治療や予防のために用いる医薬品の主な作用)以外の体に起こるすべての作用のこと。ただし、狭義では、医薬品による有害な作用のこと。
ワクチン接種をした場合に限定される用語で、ワクチン接種の主作用(免疫がつく)とともに、接種が原因で体に起こった好ましくない反応のこと。
ややこしいけど、ワクチン接種後による体の反応が副反応で、医薬品全般の接種後の反応が副作用ってことね。
ワクチン接種後に何かしら体に反応があったとしても、それがワクチンによるものなのかは、個人では判断が難しいので、医師に相談するのが安心ですね。
多くの人が新型コロナワクチンの副反応は気になるところ。また、ファイザーとモデルナで接種後の反応が若干異なる場合もあるようです。厚生労働省の公式サイトで報告されている両者の副反応を調べてみました(2021年9月21日現在)。
発現割合(50%以上):接種部位の痛み、疲労、頭痛
発現割合(10~50%):筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ
発現割合(1~10%):吐き気、嘔吐
発現割合(50%以上):接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛
発現割合(10~50%):関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅班
発現割合(1~10%):接種後7日後以降の接種部位の痛みや腫れ、紅班など
ワクチン接種後、必ずしも副反応が出るということではありませんが、ファイザーとモデルナのワクチンを接種した半数以上の人は、何かしらの反応があったようです。とはいえ、大部分は接種後数日以内に回復傾向にあります。
新型コロナワクチンの副反応には接種後の痛みや発熱以外にもさまざまなあり、接種後の経過観察が大切ですね。
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参照:日本小児科学会
イラスト:飛田冬子