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2021年09月28日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
近年は台風や集中豪雨が多く、停電を経験した人も多いのではないでしょうか。そんなワタシも実は経験済み。その時に困ったのが、冷蔵庫の中にあった大量の食材。いつ停電が復旧するかわからない状況だっただけに、ハラハラでした。停電の際に、できる限り食材を守る方法はあるのでしょうか。
停電が2~3時間も続くと、冷蔵庫に入っている食材はどうしてもダメになってしまいます。それゆえ、停電などの災害時に食材を守るためには、日頃から準備しておくことがなにより大切です。そこで、停電時の注意点と、食材を守るための日常における準備を紹介します。
冷蔵庫は、環境にもよりますが、ドアを開けなければ2~3時間ほど冷えた状態を保つことができます。なにより大切なポイントは、ドアの開閉を極力減らすこと。
また、保冷剤や凍らせたペットボトルを、冷蔵庫の一番上段に置くと、冷たい空気が上から下に流れて効果的です。その際は、タオルや新聞紙を敷いて水滴が落ちないようにしましょう。ちなみにクーラーボックスへの移し替えは、温度が上がってしまうためNGです。
日頃から冷蔵庫を整理しておくのが停電時の食材を長持ちさせる大きなポイントですが、停電が3時間以上続く場合は、傷みやすい肉や野菜類は、ガスが使用できれば可能な限り早く調理するようにしましょう。
ご飯やドリンクを普段から冷凍しておけば、保冷剤代わりに使用できたり、解凍して食料や飲料水として使うことができます。ご飯は炊飯直後に急速冷凍しておけば、いざ解凍した後もおいしくいただけるメリットもあります。
冷蔵庫に大量の食材を詰め込むと、冷気の循環がスムーズにいかず、冷えづらくなるため、ある程度余裕をもって入れるようにしましょう。特に最上段には、停電時に保冷剤などが置けるスペースを作っておくのがおすすめです。
野菜室には、小分けにできるケースや保存袋を使用するのがいいでしょう。野菜は、立てて収納すると長持ちさせることもできて一石二鳥。ケースは、100円均一などで用意するもよし、2Lのペットボトルの底部分をカット使うもよし、野菜室のサイズに合った使いやすい物を選びましょう。
常温保存ができるものは、野菜室に入れない選択も。例えば、玉ネギやにんにく、かぼちゃ、ごぼう、イモ類はカットしなければ高温多湿を避けて常温保存が可能です。加えて、追熟したいバナナやメロン、アボカドなども同様に常温保存でOKです。
冷凍室は、常に詰めて収納しましょう。隣接する食材同士の冷却効果を高めてくれるので、突然の停電にも効果を発揮できます。なお、ブックエンドを使って収納したり、同じサイズ同士でまとめたり、保存容器を統一したりするとより見やすく整理ができるし、詰めて入れられます。
災害時はライフラインが止まり、食材の調達がままならない状態になる可能性もあります。そこで、家庭用のカセットコンロなど、火が起こせる状況下で作れる、ポリ袋を使ったご飯と卵レシピを紹介します。
調理に使うポリ袋は、耐熱性の高密度ポリエチレン製で、食品用を必ず使用してください。また、ポリ袋が直接鍋にあたって溶けてしまわないように、鍋底に耐熱皿を敷いておきましょう。
材料(1人分)
作り方
※お水の量を増やすとおかゆになります。
※1~2の手順でポリ袋に卵を入れて、ゆで卵も作ることもできます。
材料(2人分)
作り方
実際に私も作ってみました! ご飯は軟らかめでしたが、芯もなくできました。だし巻き卵は不格好な形になりましたが、おいしくいただきました! 次はきっと上手にできるはず。
事前に一度作っておけば、災害時もスムーズにできるはずなので、ぜひ作ってみてください。
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参照:東京ガス株式会社
イラスト:飛田冬子