医師・山中修さんと考える「最後の迎え方」2

山中修さん「独居でも安心して最期を迎えられる街へ」

公開日:2021.09.14

更新日:2021.10.14

孤独死をなくそうと、簡易宿泊所がひしめく横浜市寿地区で看取り医療を始めたポーラのクリニックの院長、山中修さん。汚い、クサい、暗い、危険といわれた街を、独居高齢者が安心して最期を迎えられる“福祉の街”に変貌させた取り組みについて伺いました。

“ひとり死”であっても“孤独死”ではない

“ひとり死”であっても“孤独死”ではない

前回は、かつて“ドヤ街”と呼ばれた寿地区で、「ポーラのクリニック」を開設することになった経緯についてお話ししました。今回は寿での看取り医療、簡易宿泊所で暮らす独居高齢者の孤独死をなくす取り組みについてお話ししたいと思います。

みなさんは孤独死とはどのようなものだとお考えでしょうか。私は、一人で死ぬことがイコール孤独死だとは考えていません。

例えば自宅で介護を受けていた闘病中の高齢者が、たまたま家族が外出中に亡くなった。これは“ひとり死”ではありますが、孤独死ではないでしょう。一方、大勢の人が行き交う駅の地下通路で、路上生活者が急に具合が悪くなって突然死をした。こちらは、すぐ近くに多くの人がいても無関心で通り過ぎるならば、立派な孤独死です。

つまり、社会との関わりを失った先にある死。それが孤独死ではないかと思うのです。

女性が入っていける、安全できれいな街づくり

女性が入っていける、安全できれいな街づくり

20年ほど前、私は路上生活者への毛布配りのボランティアとして、初めて寿に足を踏み入れました。そして簡易宿泊所に住む高齢者の孤独死が非常に多いことを知り、この地で看取りの医療を始めようと決心しました。...

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