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東京・松陰神社前駅にあった伝説のカフェ「café Lotta(カフェロッタ)」元オーナー・桜井かおりさん。そのライフスタイルは多くの女性の支持を集めています。ファッション、毎日をごきげんに過ごすために実践しているルーティーンを伺いました。
桜井かおりさんのプロフィール
桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。1963年、福岡生まれ。大手損害保険会社のOLなどを経て、2001年3月、東京・世田谷に「café Lotta(カフェロッタ)」をオープン。来る人を笑顔にするアイデアあふれるメニューや接客、おしゃれな店内に惹かれ、全国各地からファンが集まる人気店に。カフェ建物の老朽化による取り壊しのため、2021年9月に惜しまれつつ閉店。最新刊に『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版刊)。
寝るときだって、おしゃれしていたい!
小さい頃からおしゃれが大好きだったというかおりさん。Instagramに写真を投稿すると、「こんなきれいな色を私も着てみたい」「そのワンピースのブランドを教えてください」とファンからのコメントが続々とつきます。
物心ついた頃から、おしゃれ好き。「母はよく『おしゃれしたい気持ちがあるうちが、華。おしゃれできない人生なんてつまらないよ』と言っていました。母は専業主婦だったのですが、家の中でもいつもきちんとしていて、スカートばかり履いていましたね。そんな母の影響で、着ている服でその日のごきげんが決まるって言っても過言でないくらい、おしゃれは私を形作るもの」とかおりさん。
旅行でホテルに宿泊する際も、お気に入りのパジャマを必ず持参します。「寝るときだって、お気に入りのものを着ていないと落ち着かない。好きなものをまとっていると、気持ちよく眠れるんです」
「おしゃれなもの」へのアンテナは常に全開。ただ、少しお悩みもあるようで……。「夫や息子たちに『また新しい服買ってきた』って言われちゃって。だから買い物から帰ってきても、買ってきた洋服はしばらく隠しておいて、今ならいいかな、ってタイミングを見計らって着るようにしているの(笑)」
かおりさんの今日のコーデは?
インタビューの日のコーディネートは、やわらかなシフォン素材のブラウスと真っ白なパンツに、黒いプードルファーのベストを羽織ってほどよいカッコよさをプラス。クロシェ編みのきれいなバッグは、大好きなパリを訪れた際に出合ったデッドストック(約3000円)なのだそう。
最近かけているメガネは、実はレンズ無しのダテメガネ。「目の下のたるみが年々気になってきて、美容皮膚科に相談に行ったら、たるみを取るのにウン十万かかるって言われてしまって。じゃあ、メガネで隠しちゃえ!ってかけ始めたら、意外とみなさんに好評です(笑)」
幸せを引き寄せる5つの心掛け
かおりさんが全国各地から依頼を受けて開催しているトークショーには、毎回多くのファンが駆けつけます。ファンにかおりさんの魅力を尋ねると、口々に「元気をもらえる」「かおりさんのそばにいると幸せ」という答えが返ってきます。
周りの人をハッピーにする不思議な魅力を持つかおりさん。日々心掛けていることを聞いてみました。
【1】どうせやるなら楽しもう!
「小さい頃から落ち込まないタイプ」というかおりさん。根底にあるのは「どうせやるなら楽しもう!」というマインド。
「カフェの経営も、育児との両立に苦しんだり、赤字を出したりと決して順風満帆ではなかったけれど、たくさんの方と出会うことができてとっても楽しくて。他人から見たら『失敗』に映っていたとしても、私が楽しければ『大正解』!
嫌なこと、苦手なことも、その中に『面白み』を見つけられるように心掛けています。残りの人生を考えたら、楽しまなきゃもったいないでしょ!」
【2】スケジュールをパンパンにしない
カフェオーナー時代は、朝から晩まで仕事に追われ、家に帰ってからは家事に子育てに……とにかく多忙だったかおりさん。2021年にカフェを閉めてからは、スケジュールにゆとりをもって「やりたかったこと」を思い返して、叶える時間を持つようにしています。
「足腰が元気なうちに、大好きなパリに3か月くらい暮らすのが今の夢。そうなると、この先10年がとにかく勝負なのかな」
【3】自分にとっての「お守り」を1つ持つ
「これをやっておけば、今日の私は大丈夫」という自分の中での「お守り」を持つようにしているというかおりさん。続けているのが、玄関のたたきを水ぶきすること。
「どんなに忙しい日も必ず玄関をきれいにして出ると、『うん、今日も大丈夫だ!』って自信や安心感が持てるんです。まあ、根拠はないんですけどね(笑)」
【4】一人でホテルに泊まってみる
かおりさんは年に数回、ホテルに一人で宿泊する時間を作るようにしています。
「周りに誰かがいると、それは家族であっても、気を使うことってちょっとは出てくるでしょう? すべてサービスしてもらえるホテルだと、書き仕事がはかどる。しかも一人だと、周りに優しくしてもらえるの(笑)。
しばらく泊まっていると、『あ、家に帰りたいな』なんて思い始めて。ちょっと嫌なことがあったとき、これはおすすめです」
【5】嫌なことは、ちゃんと吐き出す
ポジティブ思考なかおりさんにも、つらいこと、しんどいことは当然あります。
「最近は、仲良しだった母との関係が変わってきたことがつらいかな。母が80歳を過ぎて、少し私への言葉の掛け方が変わってきて」。
そんなときは、親しい友人に「ねぇ、ちょっと飲まない?」と声を掛けて、素直に思っていることを打ち明けるのだそう。
「そうするとね、自分よりもっとすごい話が出るわ出るわ(笑)。ワイワイ話しているうちに、『な~んか、もういいや』って気持ちになるから、別れる頃にはスッキリしてます。ため込まずに、吐き出すのが気持ちを昇華するのに一番!」
取材・文=小林美香(ハルメク365編集部)、撮影=西嶋祐二、撮影協力=YELLOW KOMAZAWA KOEN
桜井かおりさんも登場している動画連載「おしゃれさんスナップ」もチェック♪
桜井かおりさんのInstagram:@kaorilotta
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