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- 50代のセンスのいい喪服の選び方&おすすめ3選
センスのいい喪服って?50代女性に合った喪服の選び方のポイントや注意、ブラックフォーマルを買える場所などについて詳しく解説します。年を重ねるに連れて弔事に参加する機会は増えるもの。喪服は「今の自分」に合ったものを選ぶことが大切です。
50代はフォーマルマナーを教える立場に
女性のフォーマルマナーは特に厳しいといわれているため、周囲の視線もどうしても気になるもの。若い頃は弔事でフォーマルマナーを教えてもらう立場でしたが、50代になると今度はフォーマルマナーを教える立場に変わっていきます。
50代になると葬儀に参列する回数も多くなり、喪服を着る機会も増えてきます。主催者側となる場合は、弔問客に失礼にならないよう正喪服を着るのが望ましいといわれているため、準喪服にあたる喪服しか持っていない場合は正喪服を一着用意しておくといいでしょう。
喪服は大きく分けて3種類
お葬式や喪中に着る衣服である「喪服(ブラックフォーマル)」は、故人を悼む気持ちを表し、もともとは遺族だけが身につけるものでしたが、現代では遺族も参列者も喪服を着用するようになっています。
喪服には格式があり、略喪服、準喪服、正喪服の順で格式が高くなります。
略喪服
略喪服は、礼服ではない地味目な服装のことで、喪主側から「平服」を指定された場合に着用します。
また、仮通夜など急な訃報を聞いて駆けつける際は、略喪服を着用することがマナー。これは、正喪服を着て行ってしまうと「前もって死の準備をしていたようで不適切」とされるためです。
女性の場合は黒や紺、濃いグレーなど地味で落ち着いた色のワンピースやスーツで、ストッキングは黒、足元はヒールの低い黒のパンプスがいいでしょう。男性も同様で、黒や紺、濃いグレーなどのスーツ、白の無地Yシャツ、地味めなネクタイが略喪服向きです。
準喪服
準喪服は、通夜や葬儀、法要などさまざまな場面で使われる正喪服に準ずる格式の喪服です。最近では喪主を含めた遺族も参列者も準喪服を着ることが多く、一般的に「喪服」といえば準喪服を指すことが多いです。
正喪服
喪服の中でも最も格式が高いのが正喪服で、葬儀や告別式の当日に喪主や喪主の配偶者、遺族など主催者側、亡くなった人に近い親族、葬儀委員長(葬儀の進行の手配、指示を中心となって行う人)などが着ます。
正喪服には主に「和装」と「洋装」があります。
喪主や喪主の配偶者の場合は、正式な和装喪服が必要です。一般的には、黒無地染め抜きの五つ紋の入った着物に黒無地丸帯、黒草履、白衿の長襦袢、白足袋となります。
和装喪服は地域によってマナーやしきたりが異なり、文化の違いが現れやすいため、詳しくは親族の年配者に確認するといいでしょう。
洋装は、黒無地のワンピーススーツやアンサンブルになります。透けた素材や光沢のある素材は避け、季節を問わず首元が詰まったデザインのものや長袖を選びましょう。
50代のセンスのいいレディース喪服の選び方
ここからは、50代のセンスのいいレディース喪服の選び方をご紹介します。
品格のあるものを選ぶ
50代女性が喪服を選ぶときは、大人の女性の落ち着いた雰囲気を出すために、安っぽく見える喪服は避け品格のある喪服を選ぶことが大切です。
しかし、値段が高い喪服がいいとは限りません。デザインや使われている素材の質感、織り、色などにこだわって選ぶといいでしょう。
濃染加工技術は、喪服選びの際に欠かせない重要なポイントです。喪服は、黒の色合いが濃いほど品格が上がるといわれています。
また、織り柄があるものやしっかりした生地のものなど、素材がいいものはそれだけで品のいい着こなしになるのでおすすめです。
ロング丈のものを選ぶ
50代女性が喪服を選ぶときは、ロング丈のものを選びましょう。ジャケットやスカートの丈が短いと、若過ぎる印象になり、違和感が生まれることも。
ロング丈にすると、大人の女性の落ち着きや上品さを出せます。椅子に座ったときもしっかり膝が隠れる丈を選ぶといいでしょう。
体型の気になる部分をカバーできるデザインがおすすめ
お腹や腰、二の腕、首まわりなど、体型の気になる部分をカバーできるデザインのものを選ぶと、センスよく見える着こなしにできます。
お腹や腰まわりに長さがあるものや、デザインのあるものは、体型をカバーしやすいです。首まわりやデコルテ周辺が気になるときは、フリル衿などデザインでカバーするといいでしょう。
着心地や機能性も重視する
品格やデザインと合わせて、重視したいのが着心地や機能性です。着心地がよくないと、長時間着続けているのがつらくなってしまうことも。
最近は、前開きファスナー仕様のフロントファスナーデザインの喪服も増えてきています。後ろファスナーだと着るときに後ろに手をまわす必要があり、一人で着るのが難しいことがありますが、フロントファスナーであれば着脱に時間がかかりません。
他にもウエスト調整機能、自宅で洗えるものなど便利な機能付きのものもあります。
サイズ感もポイント
喪服を選ぶときはジャストサイズではなく、少しゆとりのあるサイズ感や、ゆったりしたデザインのものを選ぶのがおすすめです。喪服は普段の洋服のように、頻繁に買い替えたりすることはありません。
体型の変化にもある程度対応できるようにしておくと、長く着続けられます。試着のときは、座ったり腕を上げたり、体を動かしてサイズ感を確かめてみるのがおすすめです。
センスのいいレディース喪服を買える場所は?
ここからは、50代女性向けの喪服を買える場所をご紹介します。
百貨店(デパート)
きちんとした品格あるブラックフォーマルを購入したい場合にまず選択肢に上がるのが、三越や高島屋、伊勢丹などの百貨店です。
ハイブランドや知名度の高いお店の喪服を取り扱っており、質やデザインへの信頼も高いため、安心して探せます。また、百貨店の場合はお店の店員さんに見立ててもらったり、アドバイスを聞けることもメリットです。
スーツ専門店
AOKIや洋服の青山など、スーツ専門店でも喪服を購入可能です。サイズ展開も豊富なので、50代女性も安心して自分の体型に合ったものを選べるでしょう。
スーツ専門店の喪服の場合、百貨店で販売されている喪服に比べると費用が抑えられるため、急ぎで一式揃えたいというときにもおすすめです。
ただし、レディース喪服はメンズに比べると品揃えが少ないこともあるようです。
ショッピングモール
百貨店やスーツ専門店よりも更にもう少し安い価格で喪服を購入できるのが、ショッピングモールです。小さなショッピングモールの場合、喪服の取り扱いが少ないことも考えられますが、大型のショッピングモールであれば種類やサイズも豊富に揃っていることが多いでしょう。
プライベートブランドの喪服であれば、通常の喪服よりもお得に購入できる可能性があります。
量販店
量販店では、1万円ほどと安い値段でレディース喪服を購入できるところが多いです。ただし、値段は品質に見合ったものになるため、素材や縫製が50代女性にはそぐわないこともあります。
ネットショップ
喪服を始めとしたブラックフォーマルは、インターネット通販でも購入できます。
自宅近くに喪服を売っているお店がなかったり、忙しくてなかなかお店に足を運べない人は、インターネットを活用してネットショップで選ぶのもおすすめです。ネットショップでは豊富なデザインやサイズが揃っており、たくさんの種類の中から自分に合ったものを探せます。
スマートフォンやパソコンからすぐに購入できるので、忙しい人はまずはネットショップをチェックしてみてもいいかもしれません。
50代女性が喪服を買い替えるタイミングって?
50代になるとブラックフォーマルを着る機会も増えてきますが、50代女性が喪服を買い替えるのはどんなタイミングがいいのでしょうか?ここからは、買い替えの目安についてご紹介します。
色褪せてしまっているとき
喪服のような黒い服は変化がわかりにくいかもしれませんが、濃染加工は永久ではないため、時間の経過によって少しずつ色褪せていきます。色褪せて深みが失われてしまった黒は、安っぽく見えてしまうことも。
クリーニングを繰り返したり、経年劣化によって喪服が色褪せてしまっているときは、買い替え検討のタイミングです。
サイズ感やシルエットが合っていないとき
体型は年齢を重ねることで、少しずつ変化していくもの。体の形やラインが変化すると、以前購入した喪服のサイズ感が合わなくなったり、喪服を着用したときのシルエットのバランスが悪くなってしまうことがあります。
サイズ感が合わないものやシルエットのバランスが悪いものは、無理やり着ている感が出てしまうため、今の自分に合ったサイズ感やシルエットのものを選ぶものに買い替えてもいいかもしれません。
デザインが今の自分に合っていないとき
以前購入した喪服のデザインが今の自分に合っているかどうかも、重要なポイントです。
若い頃は、デザインやそのときのライフスタイルで喪服を選びがち。しかし、50代になってからは「立場」を考慮する必要があるため、かわいらし過ぎるデザインのものよりもシンプルで洗練されたデザインの喪服を選んだ方が、きちんとした印象を与えやすくなります。
また、喪服にもトレンドがあります。昔は肩幅や肩パットが大きいデザインが多くありましたが、最近は肩パットのないものや肩幅がコンパクトなものがトレンドです。
50代女性のセンスのいい喪服は品格が大切
50代女性にぴったりのセンスのいい喪服を選ぶときは、品格を大切にすることがポイントです。黒の色が濃く、上質な素材のものを選ぶと、それだけで上品で落ち着いた大人の雰囲気ある着こなしにできるでしょう。
色褪せたものやサイズ・シルエットのバランスが悪いものは、買い替えを検討するタイミングかもしれません。現在はフロントファスナーやウエスト調節機能など機能性のあるものも多いため、いくつか比較して、自分にぴったりのものを見つけてみてはいかがでしょうか。
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