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スタイリストが服を選んでくれる宅配サービス、「DROBE(ドローブ)」をご存じ? 自宅に届いたら試着して気に入った服のみ買えばOK。ファッションはプロに相談したいからネットでは買えずにいたという人も満足できる、新たな買い物体験とは?
ファッションの悩みはITサービスで解消
株式会社DROBEの代表取締役CEO、山敷守(やましき・まもる)さん
ネットでプロのスタイリストに相談し、自分に似合う服や靴、バッグを選んでもらって、自宅で試着ができる「DROBE(以下、ドローブ)」。開始から約3年、現在の会員数は13万人以上と人気急上昇中のサービスです。
DROBE (ドローブ) - スタイリストがつくネットショッピング
30代女性の利用が最も多いようですが、50代を迎え体型や顔立ちが変化するにつれて服選びに自信がなくなってくるハルメク世代にとっても便利そう。
「ファッションにコンプレックスを持つ女性、おしゃれ迷子さんが意外なほど多いことに気付いた」ことが、事業を立ち上げたきっかけ……。そう語るのは、このパーソナルスタイリングサービスを提供する株式会社DROBEの代表取締役CEO、山敷守(やましき・まもる)さんです。
「IT企業に勤務していたとき、ライフスタイル全般についてユーザーインタビューをしたら、お金に次いでファッションに悩む女性が多いという結果が出て驚きました。私自身はハイブランドもデザイナーやディレクターで選ぶほど服好きなので、装う楽しみを知ってほしいと考えたのです」と山敷さん。
ファッションに関する悩みはさまざまあり、仕事や育児に追われるようになって服を選ぶ時間が取れない、そもそもセンスに自信がない、年齢とともに似合う服がわからなくなった、などがあったそう。その多様な悩みの解決策として開発したのが「ドローブ」、いわば実店舗とECのいいとこ取りを目指したサービスなのだそうです。
手続きはLINE、好みや希望を丁寧にヒアリング
「ドローブ」の申し込みや手続きは基本的にLINE。ファッションの好みや体型、予算などを回答するアンケートはサービスの精度を高めるために約70問もありますが、所要時間は15分ほど。写真のコーディネートは好きかどうかなど、気軽に答えられるように工夫されています。
そのアンケート結果をもとに「ドローブ」が扱う200ブランド、15万以上のアイテムからまずAIが絞り込み、さらにスタイリストがユーザーの好みや悩みなどに寄り添って洋服を選んでいきます。
発送前に候補アイテムをチェックできる
利用者には、発送前にスタイリストによる候補20点ほどがLINEのメッセージで届くので、期限内にどのアイテムを送ってほしいか選べます。その後、5点のアイテムが届きます。
自宅に届いたら試着したり、手持ちの服と合わせたりして気に入った商品だけを購入し、不要なものは送料無料で返却が可能。洋服と一緒に着こなしのポイントなどが書かれたスタイリングカルテも入っており、もっとアドバイスが欲しければLINEでスタイリストに問い合わせることもできます。
ネットでの服選びを快適にする工夫
手続きのほとんどをLINEでできるようにしたのは、「会員との親密度が高いサービスを心掛けたから」と山敷さんは言います。その結果、「ドローブ」はファッションECを使い慣れた若年層ではなく、「これまでのECでは洋服を選びきれずに納得のいく買い物ができなかった方々に支持されて」会員数を伸ばしてきたそうです。
また、LINEで気軽にスタイリストに問い合わせたり、商品の感想を送ることで、利用を重ねるほどにマッチ度の高い洋服が提供できるようにもなっていくのだそうです。
一方で服との出合いをより楽しんでもらうために、いつものスタイルではない色やデザインも毎回、1、2点混ぜているとのこと。確かに自分では選ばないような予想外のスタイリングもしてくれた方が、ファッションの幅が広がってうれしいですよね。
送料も返送料もなし、発送の頻度も変更自由
「ドローブ」の利用料は商品の購入代とスタイリング料3190円 (税込)。送料や返送料はかかりません。発送の頻度は2週間ごと・1か月ごと・2か月ごと・3か月ごとの4種類から選べて、その都度変更も自由。スキップ機能もあり、1回だけなら次回の発送を飛ばすこともできるので、必要のないときは無駄に利用しなくて済みます。
全国どこでも手軽にパーソナルスタイリングが楽しめる「ドローブ」。おしゃれ迷子だった会員からは、「転職したら着こなしが上手な人ばかり、つらかったから助かった」や「近所にセンスの良いショップが少ない地域。職場などでかぶらないように遠出していたが、便利になった」などの声が寄せられているそう。
今後は「メンズやキッズなども加えて家族で利用できるようにしたり、雑貨や家具などライフスタイル全般を提案していくようなサービスへと広げていきたい(山敷さん)」とのことなので、楽しみですね。
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