- ハルメク365トップ
- 暮らし
- 将来の安心
- 中村メイコさんの終活「最期は病院で」と決めたワケ
芸歴80年超の現役、中村メイコさんは、2019年、86歳のときに転倒して股関節を骨折し入院。「できなくなったこともありますが、年を重ねたら、できない自分も受け入れなくちゃ」と笑います。メイコさんの人生を楽しむ秘訣とは?
パステルカラーの服で一日を明るく始める
※インタビューは2021年9月に行いました。
取材の日、爽やかなミントグリーンのワンピースにレモン色のベレー帽で登場したメイコさん。スカーフ、バッグ、靴までミント色とレモン色でまとめた装いは、一瞬にしてまわりの空気を明るくします。
「こんな明るい色、若いときは全然着なかったの。モノトーンだったりグレーだったり、シックな色ばかり着ていたのが、60代後半から、どうもしっくりこなくなりました。表情も肌も沈んで見えたんですね。
あるとき、華やかなお花のついた帽子をかぶったイタリア人のおばあちゃまにお会いして、『どうしてそんなに華やかに装ってらっしゃるんですか?』とお聞きしたら、『他人様の目を、まず私の帽子や、着ているものの色に向けさせるのよ。そうすれば相手に楽しんでもらえるし、最初に顔のシワに目がいかないでしょ』って。とってもいいことだなと思いました」とメイコさん。
以来、明るい色のおしゃれを楽しむようになったメイコさん。おすすめは、淡いピンク、空色、イエローなどのパステルカラー。一方、ベージュやモスグリーンといったくすんだ色は「自分の肌もくすんでいるのに、さらにくすんで見せるからダメ」と言います。...
雑誌「ハルメク」
女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら