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- 親の入院・介護のお金で慌てない!損しない!
将来の親の入院や介護に備える特集です。ここからは、親の入院や介護が必要になったときのために備えておきたいお金について考えます。いくらあればいいの?どんな制度があるの?など、お金のギモンにプロが回答!2回に分けて解説します。
教えてくれた人:黒田尚子(くろだ・なおこ)さん
CFP🄬 1級ファイナンシャルプランニング技能士。城西国際大学非常勤講師。一般社団法人患者家計サポート協会・顧問。乳がんの経験をふまえ、病気への経済的備えの重要性を積極的に訴え、著書に『がんとお金の真実(リアル)』(セールス手帖社刊)他多数。
医療費は300万円を目安に。過払い分は戻ってくる
「医療の進歩にともなって1日あたりの入院費用は年々高くなっています」と語るのは、ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さん。骨折すると入院1か月以上で55万円、脳梗塞では約100万円など、かなりのお金がかかります。
とはいえ、一定額を超えて支払った医療費が戻ってくる“高額療養費制度”があるので、最終的に支払うお金はもっと少なくなります。一体いくら備えればよいのでしょうか。
「がんでかかるお金の目安は50万~100万円くらいです。これは入院や手術以外に、通院の費用や入院中の雑費なども含まれます。医療費は、どんな病気がどの病状で発見されるかなどによって大きく異なるので一概には言えませんが、65歳以上ならざっくり一人300万円程度は備えておきたいといえるでしょう」
[病気別] 平均入院日数と病院窓口での負担額(3割)...
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