ブーケの花は生け方を変えれば長持ち&5倍楽しめる!
2023.09.242022年03月10日
茎を洗う、切り戻す、花瓶を洗う、鮮度保持剤を使う
ずっときれい!切り花が長持ちする4ステップ
「花を知り、楽しむ」がコンセプトのサイト・花毎(はなごと)の石川恵子さんが、花のある暮らしを提案します。今回は、花を買ったら必ず知っておきたい、切り花を美しく長持ちさせる方法を解説します。
ブーケを最後まで楽しみつくす!ちょっとしたコツ
ブーケを贈ったり、受け取ったりすることの多い季節におすすめ。贈り手の思いが詰まったブーケを長く楽しめるように、花を長持ちさせるコツをお伝えします。
写真のブーケは花屋の「BIANCA BARNET(ビアンカバーネット)東京ミッドタウン日比谷店」で、予算3000円でオーダーしたものです。
切り花を長持ちさせる下準備
(1)茎を洗う
ブーケのラッピングをほどくと、ブーケの切り口部分が保水したペーパーで包まれていたり、もしくは保水ゼリーが入った袋でくるまれていたりします。
まずは、どちらの場合も茎を覆っているものを取り除きます。保水ゼリーを使っているものは、水道水で茎に付いた保水ゼリーを洗い流してください。
(2)切り戻す
茎を覆っているものが取れたら、茎を1~2cm程度切り戻しましょう。茎を切ることで、断面から水の吸い上げが格段に良くなります。
できれば、この作業は、花びんの水を替えるたびに行うのがベスト。
(3)花びんを洗う
忘れがちなのが、花びんを洗うこと。食器用洗剤を使って、しっかりと洗います。こうすることで、水中のバクテリアの発生を抑え、花がより長持ちします。何より、茎が見えるガラスの花びんですと、曇りや汚れが取れると花がよりいきいきして見えるのです。
切り花用の鮮度保持剤を使いましょう
ブーケと一緒に切り花用の鮮度保持剤が付けられていたら、花を生ける水に加えてください。このような鮮度保持剤を使うことで、バクテリアの発生が抑えられ、水替えの頻度が少なくて済みます。また栄養分が入っているので、花の色つやが長持ちし、つぼみも開花しやすくなります。
鮮度保持剤はとても便利で優秀なアイテムですので、1本持っていると切り花をもっと気軽に楽しめます。「鮮度保持剤」の他にも、「切り花延命剤」や「切り花活力剤」、「フラワーフード」といった名前で、花屋さんやホームセンターの園芸用品売り場、ネット通販などで購入できます。
次回は、長持ち&5倍楽しめるブーケの生け方を紹介します。
文=石川恵子(花毎)、撮影=山下コウ太、ブーケ作成:BIANCA BARNET(ビアンカバーネット) 東京ミッドタウン日比谷店
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