- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 文化部
- 三浦しおん「風が強く吹いている」
幼少の頃から読書が大好きな久田さんが、定期的に行っている読書会についてや、文学にちなんだ場所巡り、おすすめの本について紹介。今回は読書会にて、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」を読んだお話です。
1月の読書会の席から
2018年は山本周五郎作品を9月より「サブ」「青べか物語」「小説日本婦道記」「ちいさこべ」と読んできたのでこの辺で何か若い人の文章に触れたくなったね、との意見がみんなから出てきました。さて誰がいいかなぁ、といろんな人が出たけれど話しているうちに「三浦しをん」さんにしようという話になりました。作品は純度100パーセントの疾走青春小説「風が強く吹いている」に決まりました。
三浦しをんさんのことをあまりよく知らない私たちは「男の人だと思っていた」とかの意見もありました。私もその一人で、名前からして男の方だとばかり思っていました。
昔は当番さんがレジュメを作って作者のことを調べたり、作品を順番に書き出したり丁寧な読み方をしていたのですが、今はもう何もしていません……。ネットで、誰でもが簡単に情報を得ることができるようになったからです。
「風が強く吹いている」
長編なのですが、とても面白く飽きずに読めた作品でした。
箱根駅伝を走りたいという主人公「清瀬灰二(きよせはいじ)」の想いが天才ランナー「走(かける)」と出会って動き出します。「竹青荘(ちくせいそう)」に住むほかの8人のメンバーは、走ることには興味も経験もない人たちがほとんどで、初めはとてもいい加減に走っていました。そんなことは気にしない灰二は9人のメンバーにあったトレーニングメニューを組んで、彼らを巧みに引っ張っていきます。とても個性的な10人のメンバーの稽古の様子がおもしろおかしく描かれているのが前編です。
後半は、箱根駅伝を走るメンバーの横顔をそれぞれ描きつつ、任された区間を苦戦しながら走る様子がとてもうまく丁寧に書かれています。こちらもはらはらドキドキして「がんばれ」と応援しながら読んでいました。1月の試箱根駅伝までに読んでいたらテレビ中継を見る見方が違ったよね、とみんなで残念がりました。
次回2月の課題図書は「あの家に暮らす4人の女」に決めて解散しました。
-
いきなり来る強い尿意…
尿モレを心配し過ぎて水分摂取を控えるのは絶対NG!生活習慣を変えれば、尿モレ対策は出来ます! -
圧倒的においしい「水」
国際味覚審査機構(ITI)主催のiTQi優秀味覚賞で、最高ランク「三ツ星」受賞!モンドセレクション金賞!「真においしい水」の条件とは一体? -
クーポン進呈!尿モレ対策
ハルメク読者の約8割が「不安」な尿モレ。その対策に、注目の「夜~朝専用」吸水パッドをご紹介。特別クーポンも進呈! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
「疲れ」感じにくい体に!
気温も湿度も高い夏は疲れやすい季節。夏バテになる4つの原因と猛暑を乗り切る「体づくり」の方法を解説! -
何歳からでも若返り!
老けた印象に見える「顔たるみ」は簡単なケアの継続で解消できます!年齢のせいと諦めず、2週間チャレンジしてみましょう!