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更新日:2018年11月08日 公開日:2018年10月08日
孫2人の衣装、そして作務衣へ
きものをいろいろなものにリフォーム。過去に手がけた作品と、その背景にある物語を綴ります。今回は、きものを孫のお祭りの衣装へ活かしたお話をお届けします。
町内の神社の祭礼には「獅子舞」が奉納されます。氏子16地区が輪番制で獅子舞を務めます。300年以上続く伝統の祭礼で、県の重要無形文化財に指定されています。その当番が20年ぶりにうちの地区に巡ってきました。2015年のことです。
男性二人が獅子を使い、周りを小学生以下の子どもがみやびな衣装で、花や刀剣を持ってお囃子に合わせて舞います。演目や所作は地区によって多少違いますが、12~3種の舞があります。
我が家のふたりの孫も出演しました。獅子頭やゆたん(獅子の胴衣)、子どもが持つ花や刀剣は自治会が準備してくれますが、衣装は個人で用意します。ハッピ風の上衣、相撲の化粧まわしのような前垂れ、刺繍で飾った鉢巻・手甲、たすき、足袋……受け継がれてきた「格好」はありますが、画一的な統制はありません。
8人全員の女児がお揃いで新調したり、保存会の前垂れを使用する演目もありますが、孫の出る演目は各自で準備することになりました。今回きりの衣装なのでどのように準備しようかと思いあぐねていたとき、孫娘と一緒に出る女児(Iさん)のお母さんから、「袋帯で前垂れを作っては」という提案がありました。
リフォーム? それがいい!! 目の前が開けて、準備がとても楽しくなりました。
孫息子・5歳
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孫娘・8歳 |
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上衣 |
お宮参りの一つ身。 |
妹の振袖を片身ずつ |
衿は黒の帯地、袷、襦袢つき。 | ||
前垂れ |
黒地に赤い花柄の袋帯を |
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鉢巻 |
母の無地(紫)の着物に |
Iさんのお母さんが |
手甲 |
小紋の着物から牡丹など |
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たすき | 留袖の比翼(上着に重ねて縫いつけた白い下着)の白地を利用。 | |
帯 |
手持ちの細帯を使用。 |
黒の袋帯の幅を細くして |
座布団 | 母の無地(紫)の着物。 | 赤の無地の反物。 |
和裁を習ったおかげで作ることができました。襦袢も付けました。孫娘の上衣の制作は、柄合わせに手間取ったけれど楽しい時間でした。妥協せずに気に入る柄に出会えたのは不思議なくらい幸運でした。
孫息子の一つ身はその後誕生した次女の長男の作務衣(上下)に作り直し、お正月、誕生日に着せたところ、孫が日常的に好んで着てくれました。
ちなみにプロフィール画像のミニの着物は、半世紀前に妹が獅子舞に出たときの振袖で作ったものです。
次回は『二部式の着物と作務衣』を見てください。
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