
50代から「英語の学び直し」♪
「英会話ができるようになりたい」と、50代から英語を学び直す方が増えています!スキマ時間で簡単に英語学習ができるおすすめの方法は?
公開日:2018年10月08日
帯の裏地もスカートに大変身
きものをいろいろなものにリフォーム。過去に手がけた作品と、その背景にある物語を綴ります。今回は帯を半幅帯へ、そして一部を活かして前垂れにしたお話をご紹介。また、友人が持参した帯でお揃いのバッグと帽子を、帯をスカートに作り直したエピソードも。
前回は、帯を二部式にリフォームした作品を見ていただきました。もっと簡単な帯のリフォームは半幅帯(小紋や浴衣など、カジュアルな場に使える帯)に作りかえることです。帯をほどいて芯を外し、表地を二つ折りにするだけです。幅や長さを変えることで、子どもの成長に合わせることができます。
左の帯は、娘が成人してからも小紋(全体に細かい模様が入っているきもの)や、付け下げ(訪問着を簡略化したきもの)に結びました。中央の2本は同一の袋帯で幅と長さを変えました。またこの帯の紋を切り取り、祭り用の前垂れを作りました。
私は“お揃い”が大好きです。全く同じではなくて、柄違いで同じ形とか、同じ柄なら違う形のものとか、主役の一部を使って小物を作るとか。だから小さい端切れも捨てることができません。
今まで作った “お揃い”を紹介します。
1.まずはリュックです。
Aさんが紺の帯を、Bさんが縞の帯を提供してくださり、私の端切れ(蓋と中央は、紬の着物の残りです)と合わせて、3個のリュックと3個の帽子ができました。三人揃って持つことはなかったけれど、ちょっとずつ違ったお揃いです。赤の細い縞柄は、叔母の紬で孫のベストを作った残り布です。
2.折り目が傷んだ古い名古屋帯で、娘と孫の鞄を作りました。
裏もポケットも持ち手も、一本の帯を余すところなく全て使いきりました。娘と孫が、きものリフォームのドレスを着て結婚式に行くというので、急きょ作ったのですが、その時持ったきりです。
3.友人が鞄を作ろうと、名古屋帯を持ってきました。
表地の表裏、裏地の表裏を組み合わせて、いろいろな形の鞄が5個できました。友人が3個、私が2個もらいました。
4.鞄は帯地で作ることが多いけれど、着物地でも接着芯を貼れば自在に作れます。
黒留袖で作ったスーツとお揃いの鞄。持ち手は、綿入りの丸い帯締めを黒地で包みました。紋入りです。ベージュの鞄はサマーウールの着物からリフォームした半袖スーツとお揃いです。
5.鞄の素材は帯やきものだけでなく、畳のヘリやら、商店の前掛けやらなんでも使います。
小さな端切れはパッチワーク風に組み合わせます。またファスナーの引っ張りには羽織紐を、鞄の紐には帯締めや既製の鞄についていたベルトを使い、鞄の裏地には肩布(羽織の裏=美しい柄物が多い)を使います。手前の大きい鞄は帯から作りました。目立たないですが、表と裏の2色使いで、ボタンの引っ掛けは羽織紐を使いました。宿泊の旅行に持って行きます。
帯はほどくと意外に薄地のものがあります。手描きの帯は柄を生かしてワンピースに、総柄の夏帯はブラウスジャケットにしました。
黒っぽい帯からは6枚はぎのスカートを作りました。帯の幅は着物の幅より狭いので4枚はぎでは腰回りが足りません。6枚はぎにしてスカートがぎりぎり作れます。そのぎりぎりに挑戦したのに、ロックミシンで帯地を切ってしまいました。それでも捨てられずに、無地の布を加えて完成させました。画像右側のスカート中央、茶色の柄がある部分が帯地です。
次はリフォームで作った祭りの衣装の作品をご紹介します。
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