あふれる映画愛

私は映画が好き

公開日:2020.07.01

「死ぬまでにやっておきたいことにチャレンジしたい」と話す好奇心旺盛なとし古さん。今回は、2020年に見た映画の紹介をしてくれました。とし古さんの映画愛が伝わってきます。

2020年に見た映画

私は映画が好き。特に映画館で一人で観るのが好きです。誰かと一緒に観て、後で感動を語り合うのもいいかもしれませんが、やはり一人がいいです。今はコロナウイルスの影響で映画館に足を運べないので残念です。

最近見た映画は、「パラサイト 半地下の家族」と「命をかけた伝令」。1日で「はしご」しました。

「パラサイト」は、アカデミー賞を受賞した韓国映画です。私は韓国に何度か出かけたことがありますので、韓国映画には関心を持っています。ところが、時間を間違えてしまい、「パラサイト」の上演を待つ間、迷った挙句、時間つぶしのつもりで「命をかけた伝令」のチケットを購入したという次第です。

両作品は甲乙つけがたく、違った感動を味わいました。「パラサイト」は半地下に住む家族4人が超金持ちの家に次々と入り込んで、寄生する過程を描いた映画です。私たちは皆お互いに寄生して、言い換えれば寄り添って生きているわけですが、あんな風に大胆に大掛かりに金持ち家族に寄生するのは、もはやコメディです。ですが、その背景にある社会の哀しみを感じざるをえません。

「命をかけた伝令」「パラサイト」の半券
「命をかけた伝令」「パラサイト」の半券

「命をかけた伝令」は、平和な世界の出来事を描いた「パラサイト」とうってかわって、戦争映画です。第一次世界大戦下の二人の英国兵士が上官の命令を伝えに行くという1日を描いたものです。おそろしい場面も含め臨場感に満ちていました。戦争とは、戦場とはこんなふうなのかと戦争の理不尽さを痛感しつつ、二人の兵士のヒューマンドラマに感動しました。

 

残りの人生でもっともっと映画を楽しみたい

私の「半券ノート」
私の「半券ノート」

私は、見た映画のチケットの半券をノートに貼り付ける習慣があります。いつ何を見たかという記録にもなると思っていましたが、半券を見てもどんな映画だったか思い出せないのも多いのです。 

初めて映画を見たのは小学生の頃で、母と一緒に見た美空ひばり主演の映画だったと思います。高校時代に友人と見た「風と共に去りぬ」にすっかりハマって、あの分厚い小説(確か上下巻あったと思います)を図書館から借りて読みふけりました。青春時代真っ盛りの頃の懐かしい思い出の映画です。

映画評論家の水野晴郎さんのセリフじゃないけど、「いやあ! 映画って本当にいいもんですね!」。
残りの人生、もっともっと映画を楽しみたいと思います。

宣伝用のチラシが素敵
宣伝用のチラシが素敵


 

 

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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