沖縄の食、自然、文化を堪能した9日間

夫婦で行く初めての沖縄(ツアー編)

公開日:2020.05.06

毎月のように、ご夫婦で全国を旅してまわっている松本さん。今回は、2月に訪れた沖縄の旅のレポートをしてくれました。ご夫婦の仲のよい姿にほっこりします。

夫婦で沖縄へ行こう

まだ沖縄本島に行ったことのない夫のために沖縄旅行を計画しました。2月14日(金)から22日(土)の9日間、ツアー行程が6日、自由行動が3日間、ホテル7泊、今帰仁村(なきじんそん)の民泊に1泊するという変化に富んだ旅でした。

今帰仁城
今帰仁城

今回はツアー行程の6日間について紹介します。参加者は夫婦3組と一人参加の女性2人の8名のツアーでした。

 

9日間の沖縄旅の始まり

2月14日(金)
羽田11時15分発のフライトで那覇に到着。現地添乗員と合流してバスで本部町(海洋博公園近く)の「ホテルマハイナ ウエルネスリゾート オキナワ」に向かいました。空港から高速を使って、走ること(トイレ休憩含む)約3時間。

滞在中の過ごし方、ツアー行程等の説明を受け8階の部屋へ、部屋からは海と鍋の蓋のような形の伊江島(いえじま)が見え、旅人の木とハイビスカスなどに囲まれたホテルのプール眼下に見えました。

沖縄のホテルの部屋からの眺め
沖縄のホテルの部屋からの眺め

和洋中、沖縄料理のビュフェ形式の夕食は、おいしいので食べ過ぎないように注意して楽しみました。それから、広い大浴場で手足を伸ばして移動の疲れを取りました。

明日からの旅程を考えて、洋服などをトランクからクローゼットに移して1日目終了。

盛りだくさんのホテルの夕食
盛りだくさんのホテルの夕食

 

マングローブカヤック体験

2月15日(土)
沖縄らしく少し遅い夜明けを迎え朝日とマリンブルーの海のコントラストがきれい!

朝食後、8時30分に慶佐冶(けさじ)ひるぎ公園に向かい、2人1組でカヤック体験をしました。マングローブに囲まれた慶佐冶川をガイドと1時間ほど散策。

初めてのカヤックはパドルの扱い方に慣れるまで四苦八苦でした。カヤックに乗る前にガイドから「ご夫婦の相性が表れます」と言われ、「私達ダメだと思います……」と笑いましたが、まさにそのとおりでした。でも、なんとか無事に浜に帰り、2人で川に落ちずに終わってホッとしました。

マングローブカヤック体験
マングローブカヤック体験
カヤック体験後 ホッと笑顔の二人
カヤック体験後 ホッと笑顔の二人

大石林山(たいせきりんざん)は琉球神話の聖地、昼食に沖縄そばなどを食べてから、ガイドと1時間ほど散策しました。

大石林山は2億5千年前の石灰岩層が隆起してできた世界最北端の熱帯カルスト地形です。頂上からは海を見渡す大パノラマが見られました。散策コースにはその形により、さまざまな名が付けられていて楽しめました。

この後、辺戸岬(へどみさき)を見学して、17時頃ホテルに戻りました。

 

ノルディックウオーキング散策体験

2月18日(火)

備瀬のふくぎ並木
備瀬のふくぎ並木

曇り時々小雨。今日は9時50分にロビー集合して、ガイドと備瀬(びせ)のフクギ並木と海洋博公園内をノルディックウオーキングで散策しました。

フクギ並木は海風から集落を守るために(関東の防風林のような役割)縦横に走る道に
沿って植えられています。

花いっぱいの海洋博公園
花いっぱいの海洋博公園

備瀬からバスで5分ほどで海洋博公園中央口に到着。花いっぱいの園内をウオーキングで移動して、「おきなわ郷土村」や「熱帯ドリームセンター」を見学しました。小雨を避けて「夕日の広場展望台」で休憩をして、12時には中央ゲートで解散しました。

昼食後、ホテルまでのシャトルバスを探したけどわからないので、「熱帯・亜熱帯都市緑
化植物園」エリアを木々を見ながらのんびりと歩きました。途中、地元のご夫婦がグラウンド・ゴルフを楽しんでいたので、少しおしゃべりをしてホテル近くの南口を目指しまし
た。

土地勘のない悲しさ、ホテルとは反対方向に5分ぐらい歩き、地元の人に聞いて坂道
を登り返して、見覚えのある「スタバ」と高層のホテルを見つけて、ホテル周辺の位置関係を頭に入れました。

 

楽しい民泊体験

2月19日(水) 
10時40分のバスで今帰仁村に出発。今帰仁酒造を見学後、民泊でお世話になる「今泊」へ行くと、海辺の集会所の前で横断幕を手に笑顔でお出迎えをしてくれました。それを見て、緊張が和らぎました。

民泊先のみなさんが歓迎してくれました
民泊先のみなさんが歓迎してくれました

握手を交わし、自己紹介をしたら、一気に場が和みました。昼食はステイ先でということで、すぐ近くの「新城さん」宅へ案内されていきました。

平屋のコンクリート作りのお家はハイビスカスなどの南国の花と広い庭とご主人が作る野
菜畑がある、風通しのよい素敵な家で、ゲストルームにはベットが4台あり、学生達の利用も多いとのことでした。

昼食は沖縄そばと炊き込みご飯と手作りゼリーをおいしくいただいて、3時の集合時間までの時間を利用して、民泊先の奥様にお願いして車で10分ほどの農家へタンカンを買いに行きました。甘くておいしいタンカンはいいお土産になりました。

3時から体験館でサーターアンダギー作りの実演と試食、月桃餅作りの体験と試食、琉装体験と浜辺で撮影会、三線体験と地元のプロ演奏家である、しほちゃんの演奏会と、盛りだくさんのおもてなしにみなさん大感激しました。

2台の車でオープンガーデン巡りをして、3軒に分かれて民泊体験をしました。

お茶をいただいてから、帰宅した民泊先のご主人に挨拶をしました。夕食までの時間は、暮れゆく浜辺を二人で散歩をして、ホテルとは違った今帰仁村(なきじんそん)の風土に親しんだひと時でした。

皆で作った月桃餅。月桃の葉で包んだ沖縄のお祝いの餅
皆で作った月桃餅。月桃の葉で包んだ沖縄のお祝いの餅
沖縄の伝統的な衣装を着て琉装体験
沖縄の伝統的な衣装を着て琉装体験

民泊先の奥様の手作りの夕食と楽しい会話とおもてなしは、素敵な思い出になりました。

20日の10時に、大きく手を振って民泊の方たちと別れ、寒緋桜(ひがんざくら)が咲く今帰仁城を見学した後、古宇利(こうり)大橋を歩いて渡り、古宇利島オーシャンタワーで昼食を取りました。

人気グループ「嵐」が出演しているJALのCMのロケ地にもなった、若者に人気の「ハートロック」を見学後、ホテルへ帰り、6時30分から近くの小学校跡の校庭で星空観察会に参加。

ハートロック
ハートロック

ガイドの説明で冬から春の星座を見つけたり、薄く光の弧を引いて移動する人工衛星を初めて肉眼で見て感動しました。

美しい今帰仁村の浜辺で
美しい今帰仁村の浜辺で

 

思い出に残る9日間

2月22日(土)
早いもので今日は最終日、バスでビルの連なる那覇市内に戻り、世界遺産、国宝、国
指定史跡の玉陵(第二尚氏王統の陵墓)・昨年正殿が焼失して復旧が待たれる首里城
公園を見学して那覇空港へ。

荷物を預け、昼食、お土産を買い、9日間の旅はあっという間に過ぎてしまいましたが、沖縄の自然に触れた思い出に残る旅になりました。

「また、今度違う沖縄を体験してみたいね」と帰りの機内で夫と話しました。

 

 

松本 悦子

先祖代々生まれも育ちも埼玉県。フットワークのよさで、軽めの頭をのせて今まで生き抜いてきた気がします。5坪程の畑で季節の野菜、果物の木を植え、花を愛でて現在夫と2人暮らしです。2017年4月から7月で105日間北半球一周のクルーズに行ってきました。 大切な宝物のクルーズ体験記を読んでみてください。

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