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和服をいろいろなものにリフォームしているやまきさん。2019年8月以来の投稿です。半年の間に、きものリフォームにまつわる、驚きの出来事が続いていたそうで……。
目次
リフォーム事情の変化
きものリフォームを始めて、30年余りがたちました。過去の作品を、私なりにテーマ分けして、記事を11回投稿しました。今回は、発信し始めてから縁がつながり生まれた作品を見てください。
30年前は、着物から着物に仕立て直すことが主でした。くたびれた着物は、自分や身近な親族の洋服にリフォームしていました。10年ほど前からは、仕立てられた着物を購入して、洋服にリフォームし始めました。新品の着物の反物を購入するよりずっと安価でしたが、まだまだ高価だったので、ためらいながら購入していました。
今はフリマやリサイクルショップなどで手に入れることができますが、ワンコインで売られていても買わないようにしています。
その理由は「これで作って。残りはあげる」とか、「家を建てるから着物を引き取って」とか、親戚・友人・知人から着物をいただくことが増えたからです。つい最近のことです。
絞りの着物をリフォームしたチュニック(上写真)を着て図書館に行きました。出たところで年上の女性に呼び止められました。
「出て来られるのを待っていたのよ。羽織のリフォームやね。着物をあげるからもっともっと作りなさい」と言われました。え?初対面の方です。後日その方の作品を見せていただいて、着物を二枚いただきました。もともと、着る機会がなく箪笥の肥やしになっている着物を減らしたくて始めたリフォームですが、今ではほどいて洗濯、アイロンをかけて、反物のように巻いた布がたくさんたまっています。
パジャマ
もう着物は買わない。と固く決心したのに、探し回ったきものがあります。入院される親戚の方に、パジャマを作ってあげたくて適した着物を探し求めました。出会えました。
(上写真、左)一(いち)方向の柄でしたので上下を考えて裁ちました。しかも柄が繋がるように配慮しました。「明子さん(仮名)、柄合わせがよくできていることに、気付いてくれていますか?」
以前、私はアウターで着ることができない色柄のきものを、処分のためにパジャマにしていました。しかし処分のために作ったパジャマでは、いくら着心地がよくても幸せな気持ちになりませんでした。そこでもったいないと思うような着物で作ることにしました。
(上写真、右)孫の入学式に娘に着せた後、その日のうちに、はさみを入れて作った付け下げ(慶事に着る格式の高い着物)パジャマです。着るたびに「クレオパトラか楊貴妃か・・・」と口ずさんでしまいます。
シャツ
布が増えてからは、私の方から「これ要らない?」とセールスしています。
これは単衣の無地でしたが、男性っぽい色だったので弟のシャツを作りました。布のときは誰も欲しいと言ってくれなかったので、弟に押し付けたのですがなかなかいい感じに着てくれています。
ドレス
バイオリンを演奏される女性に、私がハルメクWEBに投稿していることを話していました。そして機会があれば、ドレスを作らせてほしいとお願いしていました。先日、お母様の羽織を持ってお見えになりました。
「きものリフォーム・ちょっと大作。ドレスとコート」記事で紹介したウエディングドレスのような、ドレスを制作してほしいと依頼されました。おかげでデザイン選びの楽しい時間が持てました。
演奏会で着ていただけたら……⇒やまきさんが作ったとかの話になったら……⇒他の方からも頼まれたら……社会人デビューしたようなワクワク気分の今日この頃です。
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