人生で一度はしておきたいこと その1

ドキドキ!はじめての大相撲観戦記

公開日:2019.07.03

更新日:2019.07.03

とし古さんが人生で一度はやりたいことにチャレンジしていくシリーズです。 今回は大相撲を生観戦!九州場所観戦ツアーに参加しました!

大相撲の魅力とは?

子供の頃、祖父は大相撲中継が始まるとラジオにかじりついていました。父も同様で、その晩年はテレビ観戦に夢中だったと、母が言っていました。そして夫も同じでした。

いったい、「大相撲」の魅力はなんなのでしょう? 以前、大相撲の力士の裸は野蛮だ、という海外からの批判もありましたし、相撲界の色々な不祥事もありましたが、日本人はやはり相撲が好きなのでしょう。「一瞬の勝負」「真剣勝負」「結果がすべて」、こうしたいわばサムライの潔さが日本人の心情にマッチしたのでしょうか。2019年5月のアメリカ大統領トランプ氏の大相撲観戦と大統領杯は、海外の相撲ファンをさらに増やすかもしれません。

大相撲ののぼり
立ち並ぶのぼり

「巨人・大鳳・玉子焼き」の世代である私は、祖父・父・夫が観戦しているラジオやテレビの大相撲放送を傍で小耳に挟む程度でしたが、大相撲の外国人力士の活躍には少なからず関心を持っていました。

そこで、死ぬ前に一度は大相撲をテレビ中継でなく生で観戦しようと思い立ち、大相撲観戦ツアーに参加しました。九州場所を観に、福岡へ。

九州場所を観戦!

大相撲九州場所

12時頃に会場に入り、案内された升席に私のようなお一人様4人が陣取り、立派なお弁当をいただきました。会場はまだガランとしていましたが、取り組みは始まっていました。

大相撲九州場所

15時頃になると、幕内力士たちが入館してくるというアナウンスがありましたので、正面ロビーへ行ってみましたら、もうそこは力士を待つファンで一杯。和服正装の外国人力士や浴衣姿の力士たちが付き人を従えて堂々と入ってきます。そのたびに声援が飛んでいました。

16時半頃になると場内は観戦客で一杯になり、ご贔屓の力士へ大きな声援があちこちから聞こえてきました。升席の最前列あたりでは、和服姿の女性にお酒を注いでもらう、いわゆるタニマチ風景も覗き見できました。
 

大相撲取り組み

相撲観戦の長い長い伝統を肌で感じ、日本文化の奥深さに感銘を受けることしきり。力士の名前はよくわかりませんが、大相撲を十分に堪能した一日でした。

その翌日、地域の方の訃報が入り、お通夜に参列したところ、何人かの人から「昨日、大相撲を観に行ったんだね」と声をかけられました。福岡まで日帰りでしたので、どなたにも言わずにでかけたのに、どうして?

とびっくりして聞き返したところ、テレビ中継にしっかり映っていたとのこと。とんだおまけ付きでしたが、それも楽しからずや、ですね。
 

大相撲取り組み後

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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