子どもに残すべきはお金?不動産?どちらがお得?
2024.12.122023年07月09日
自分でやるのは、やっぱりいろいろ大変なのよ
相続登記を自分でやってみる!(5)
相続登記の話は、前回で一通り終わりました。今回は、メモを持ち歩く理由や、戸籍取得を郵送で依頼する方法。自分ではなく、例えば専門家に依頼すればいくらかかるのか? などなど、書ききれなかったお役立ち情報をまとめました。
その1:親の本籍地なんて覚えていない
皆さん、自分の親の本籍地って覚えていますか?
手続きでは、さまざまな場面で戸籍謄本が必要になります。戸籍謄本を取得する場合、本籍地の住所や生年月日などを書かなくてはいけません。
父の場合は父が生まれた場所、つまり祖父母の自宅でしたが、住所までは覚えていませんでした。なので、毎回メモを持ち歩いていました(父の生年月日も、うっかり忘れてしまいそうになるので、メモしていました)。
その2:郵送の場合
その戸籍謄本ですが、わざわざ市役所まで取りに行かなくても、郵送という方法もあります。
その場合、まず本籍地がある市役所のHPを探し、申請書をダウンロードします。
次に郵便局に行き、申請枚数に必要な金額の定額小為替証書(戸籍謄本は1枚450円。定額小為替は、1枚購入ごとに手数料が取られます)を買います。
あとは、申請する人の身分証明書のコピーと切手を貼った返信用封筒を同封し、郵送すればOK。
その3:生まれてからの戸籍は面倒くさい
と、戸籍謄本ならこれで問題ないのですが、問題は生まれてから亡くなるまでの戸籍を取得する場合。
以前も書きましたが、生まれてから亡くなるまでの戸籍は、人によって何枚になるのかわかりません。
電話で聞いても、答えてもらえません。
つまり、これぐらいの枚数かな? と予想し、定額小為替証書を入れ、万が一不足していた場合は、足りない分を市役所から請求されるのです。
という面倒なやり取りをしなくてはいけないんですね。
それをしたくないから、皆さん専門家に頼むのかもしれません。
その4:専門家に頼んだ場合のお値段は?
ちなみに、専門家に頼んだ場合ですが、わたし(関西住み)が調べた限りでは、書類を書いてもらうだけなら約3万円。戸籍を集めるところから、すべてお任せした場合、7万〜15万円でした。
わたしの場合、毎週法務局に通った交通費と戸籍取得など書類集めに払った金額だけなので、かかった費用は、だいたい1万円ちょっと。
自分でやったほうが格段に安いですが、前回も書いたとおり、土地と家以外に多数の不動産を持っている人や、親族関係が複雑な方は、専門家にお願いすることをおすすめします。
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